predia[ライブレポート]貫禄のパフォーマンスと深い感謝の気持ちを届けたメジャーデビュー7周年ワンマン
Pop'n'Roll 編集部
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prediaが、8月8日(日)に東京・渋谷WWWXにてメジャーデビュー7周年記念ワンマンライブ<BRIGHT DAY>を開催した。昼公演<The first>、夜公演<The second>の1日2回公演となった今回のライブは、今年4月のメンバーあのんの卒業を経て、改めて6人体制で臨むアニバーサリーライブとなった。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。
prediaメジャーデビュー7周年記念ワンマンライブ<BRIGHT DAY>渋谷WWW X(2021年8月8日)
昼公演<The first>では、メジャー2ndシングル「美しき孤独たち」を皮切りに、「夜想曲〜赤い残り香の誘い〜」「Wedding Story」、「Hotel Sunset」、「ヌーベルキュイジーヌ」,「名もなき白い花は消え逝く」、「BAD HABIT」「シャララ・ナイアガラ」、「禁断のマスカレード」など新旧のヒット曲を中心に、ラストナンバー「Wake Up」まで全17曲を熱演。圧倒的な歌唱力と幅広い表現力、完成度の高いパフォーマンスで観客を魅了した。
夜公演<The second>は、昼公演に続き、グループの7周年を祝福しようと多くのファンが会場に集結。開演時間の18時ちょうどに、メンバー6人は最新シングル「硝子のアンブレラ」のMVで披露したアシンメトリーなスカート丈のセクシーな衣装で登場。2014年8月6日にメジャーデビューを果たした記念すべきメモリアルナンバー「壊れた愛の果てに」で開幕した。
アラビアンで幻想的な「忘却のシンデレラ」に続き、メジャー3rdシングル「満たしてアモーレ」、メジャー4thシングル「刹那の夜の中で」を連発し、メジャーデビューからの軌跡を辿る。
“可愛いだけじゃ物足りないみなさん、大人の遊び場へようこそ!”と沢口けいこのお馴染みのフレーズから各メンバーの挨拶へ。
“やっほい! 今日はオリンピック最終日でしょ。prediaも金メダルが獲れるように、そんな気持ちで張り切って行きたいと思います!”と、まえだゆうが煽り、夏にぴったりの爽快なナンバー「Re-Make」で観客は一気にハイテンションに。「Secret of light」を村上瑠美奈、まえだ、沢口の3人が軽快に歌い上げ、続く「SHADOW PLAY」を、湊あかね、桜子、水野まいの3人がパフォーマンス。そして「BOROBORO ~この愛はボロボロになる運命なのか~」を再び全員で魅せて、ライブに緩急をつける。
前作のシングル「東京マドンナ」まで駆け抜けるこの中盤では、大人アイドルならではのセクシーでキュートな魅力で、オーディエンスを酔わせた。
MCタイムでは、初めてアドトラックが街を走ったこと、渋谷駅にメンバー1人ひとりの写真がディスプレイされて嬉しかったこと、メジャーになって初めて撮ったMV撮影、メジャーデビューを機に厳しくなったマネージャーの話など、デビュー時の想い出を振り返った。
グループの歩みと想いを詰め込んだアニバーサリーソング「AS ONE」を大切に歌い上げ、終盤では、ニューシングル「硝子のアンブレラ」のカップリング曲「Ready Fight !」を昼公演に続きライブで初披露。さらにメジャー9thシングル「NAKED」、ライブではお馴染みの「SUPER WOMEN」を畳み込み、最後はリリースしたばかりの最新シングル「硝子のアンブレラ」で本編を終えた。
アンコールは、prediaならではの明るいポップチューン「Close to you」でスタート。
メンバーは、それぞれが過去衣装に着替えて再登場。夏によく着るイメージで、踊りやすく、メンバーが通称“素麺”と呼ぶヒラヒラが付いている「カーテンコール」の衣装は水野と村上、黒を基調とし、レースに薔薇をあしらったセクシーなドレスの「ヌーベルキュイジーヌ」の衣装は沢口とまえだ、ワインレッドで蛇柄が印象的な財布が作れるほど丈夫な生地でできているという「刹那の夜の中で」の衣装は湊と桜子が着用。7周年ならではのサプライズに、ファンは歓喜の反応を見せた。
アンコール2曲目の「One More Starting」を終えたところで、メンバーがそれぞれの想いを口にした。
村上瑠美奈:
もう7年、今日みんなと一緒にいろんなことがあったなと振り返って本当に胸がいっぱいになりました。これから先も1回1回、みんなと大事な時間を過ごしていけるように頑張っていこうと思うので、これからもよろしくお願いします。
水野まい:
みんなに支えられて、楽しい楽しい7年間が過ごせたんじゃないかと思います。歳は重ねてるけど、まだまだやる気に満ちているので、みなさんこれからもよろしくお願いします。
桜子:
7周年の記念のライブができて本当に嬉しいです。昨日の夜も思い返してみたけど、prediaがなかったら、こんなに楽しい人生じゃなかったと思います。本当にみんなに感謝してます。ありがとう。
まえだゆう:
みんなから7周年おめでとうって言ってもらったけど、みんなにありがとうの日でもある。prediaはみんなの愛で支えられていると、つくづく思います。またたくさんライブをしていこうね!
沢口けいこ:
なかなかアイドル界で7年間もメジャーでできるってことは本当に奇跡で、みなさんのお陰でもある。こういう愛のある時間をもっとたくさん過ごしたい。お互い無理をせず自分たちのペースで着実に歩んで行けたらと思うので、これからもよろしくお願いします。
湊あかね:
7年が経ち、これから8年目を迎える。これからも頑張っていくので、みなさんついてきてください。
ラストは、セクシーなスタンダードナンバー「カーテンコール」でフィナーレ。
昼公演<thefast>と合わせて、新旧を織り交ぜて全34曲を歌い上げたメンバーに、会場からは鳴りやまない拍手が送られ、アニバーサリーライブの幕は閉じた。
メジャーデビュー7周年を記念して開催された今回のライブは、ハイクオリティなパフォーマンスとともに、大人アイドルとして唯一無二のブランド力を見せつける、鮮烈で貫禄たっぷりの完成されたショウであった。
撮影:緒車寿一