ミームトーキョー［ライブレポート］新メンバーとともに鮮烈なパフォーマンスを魅せつけた初ワンマンライブ「ここまで来れたのは、いつも支えてくれるみなさんのおかげ」

7月16日（金）にMEW、RITO、SAE、SOLIのメンバー4人に、新たにMITSUKI、NENEが加入して6人組となったミームトーキョー。同公演では、新体制による初のパフォーマンスを見せた（メンバー・SOLIは、韓国在住のため現在はライブに不参加。）。

メンバー・MEW、RITO、SAEがTシャツ姿で登場すると、でんぱ組.incの楽曲「でんでんぱっしょん」「バリ3共和国」「IDOL」「でんぱれーどJAPAN」を披露。でんぱ組.incのカバーといっても、ラップを追加したりと大幅にアレンジしており、パフォーマンスもメンバーそれぞれのフリースタイルの部分があるなど、ミームトーキョー独自のものに変化していた。

曲を終えて3人の自己紹介では、RITOが当日7月31日（土）で同グループが活動開始から2周年であること明かした。MEWは“出会いや別れ、そしてコロナ禍という厳しい状況の中でここまで来れたのは、いつも支えてくれるみなさんのおかげです”と会場のファンに感謝を述べる。

また、SAEが“meme Tokyo.”から“ミームトーキョー”への表記変更に触れると、3人は“meme tokyo.でした！”と挨拶。そして、変更前のmeme tokyo.への別れを告げてステージを一旦下りた。

meme Tokyo.の「アンチサジェスト」が会場に流され、新メンバーのMITSUKI、NENEを加えた新生ミームトーキョーが新衣装で登場。8月25日（水）にリリースするメジャーデビュー曲「THE STRUGGLE IS REAL」を初パフォーマンスする。歌い出しはNENEが担当し、MITSUKIもダイナミックなダンスを見せる。同曲では、meme tokyo.からミームトーキョーへの変化を強く印象づけた。

歌唱を終えると、RITOが“現在のお気持ちは？”とメンバーに問いかけ、NENEは“ミームトーキョーとして初めてのライブですごいドキドキしてるんですが、みんながいるからできるステージだと思うので、楽しんでいきましょう！”と笑顔で答えた。MITSUKIは緊張を隠せないものの、“景色が綺麗だぁ、新メンバーなのでみんなも期待してくれてると思うんですけど、今日はその期待以上に楽しめるライブを作るし、みんなもついてきてください！”と呼びかけ、ファンのボルテージを上げる。

ライブに戻り、インディーズでリリースした「アンチサジェスト」「メランコリックサーカス」「レトロフューチャー」「リアリティ・ウォー」を続けて披露。

そしてメジャーデビュー曲「THE STRUGGLE IS REAL」をプロデュースしたGigaとTeddyLoidの楽曲をカバーするコーナーへ。Gigaの「Ready Steady」ではトライバルなビートを踊りこなしたかと思えば、TeddyLoidの「Winners」では熱い歌声を響かせた。

さらに、インディーズ時代の「ブランニューワールド」「モラトリアムアクアリウム」「スーサイド ボーダレス」を歌い上げると、“最高の誕生日をありがとうございました！”というRITOの言葉とともに、メンバーはステージを下りた。

ファンからのアンコールを求める拍手が起きた後、今回、不参加となった韓国にいるSOLIからのメッセージ音声が会場に流された。

再びメンバーが登場すると、RITOは“マジでかっちょいい仲間が増えて、SOLIちゃんも韓国からMVとかに出てくれて、心が強くなったというか、なんか陽キャになれそうな感じがしています！”と想いを語り、SAEは“みんなと目と目を合わせてライブができたのがすごくすごく嬉しいです”と喜びを口にした。

沖縄出身のMITSUKIの元気さに“ミームオキナワになっちゃうね”というRITOのコメントに会場が笑いに包まれる一幕も。

最後にメジャーデビュー曲「THE STRUGGLE IS REAL」を再びパフォーマンスし、新生ミームトーキョーがグループとしてすでに仕上がっていることを見せつけた同公演は幕を下ろした。

撮影：チェリーマン