BLACKNAZARENE 南向いずみ[レポート&インタビュー]世界的ギタリスト マーティ・フリードマンに日本のKAWAIIアイテムをPR!「マーティさんにメッソンの可愛さを力説している状況っておかしすぎますよね」『ROCK FUJIYAMA』出演
鈴木 健也
Pop'n'Roll Editor in Chief(編集長)
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2006~2007年にテレビ東京で放送され、2020年にYouTubeチャンネルとして復活したロック番組『ROCK FUJIYAMA』。5月下旬に都内某所にて、その収録が行なわれた。今回、ゲストとしてBLACKNAZARENEの南向いずみが出演すると聞き、その収録スタジオに潜入。本記事では、その模様のレポートと収録後の南向いずみのインタビューをお届けする。
『ROCK FUJIYAMA』収録時の様子
取材&文:竹内伸一
収録スタジオに入ると、番組MCのマーティ・フリードマン(世界的ギタリストとして活躍し、現在は日本を拠点に活動中)と静香アンダーソンに挟まれる形で、南向の姿が。その表情はなんとなく緊張気味にも見えた。ディレクターからの簡単な内容説明が行なわれると、本番がスタート。すると、南向がいきなり英語で自己紹介。実はこの回は海外向けの配信で、番組内の会話は基本的に英語で進行していく。テーマは“日本の“ぽえん”文化を世界に発信する”といった趣旨で、つまりは日本の若い女性に人気がある“可愛いもの”を紹介するという企画。南向は、その“ぽえん”を紹介するプレゼンターという役回りなのだ。
南向は、ポケモンのキャラクター、メッソン、リップグロスふせん、かどけし、ガチャガチャの「お湯はりボタン」という4つの“ぽえん”なものを英語で紹介していく。中でも彼女が愛してやまないというメッソンを紹介するくだりでは、想いが先走るのか、英語に詰まり、思わず日本語が飛び出してしまう。しかし、マーティも英語が出てこず、収録を止める場面があったのでご愛嬌といったところだろう。マーティ曰く、“いきなり英語で話せと言われても出てこないよ(笑)”なのだそう。スタッフとのやり取りはもちろん日本語だったし、ディレクターからの指示を伝えるいわゆる“カンペ”も日本語で書かれていたようだったので、日本語で見聞きしたことを理解し、瞬時に英語で返すというのは、バイリンガルでもかなり混乱するのだろう。それは南向も同様で、英語のネイティブではない彼女にとっては、さらに難しい状況だったに違いない。そんな中、英語で流暢に会話する彼女の姿は、実に堂々としたものだった。ちなみに、収録の合間の“雑談タイム”では、マーティから日本語で質問され、南向が英語で返すといった場面も。父親からヘヴィメタルを聴かされて育ったという南向の、マーティへの敬意が感じられ、なんだか素敵な瞬間だった。
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