HKT48[ライブレポート]1期生・宮脇咲良卒業コンサート「10年間本当にありがとうございました!」卒業生・兒玉遥&指原莉乃もサプライズ登場
Pop'n'Roll 編集部
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HKT48が、6月19日(土)にマリンメッセ福岡A館にて<宮脇咲良 HKT48 卒業コンサート 〜Bouquet〜>を開催した。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。
<宮脇咲良 HKT48 卒業コンサート 〜Bouquet〜>マリンメッセ福岡A館(2021年6月19日)
1曲目は、HKT48の卒業ソング「桜、みんなで食べた」。全メンバーが一斉にステージに登場し、宮脇の卒業コンサートを幕開けから盛り上げる。
オープニングの5曲を終えると、宮脇は“始まっちゃったー。この日が来てほしいような、来てほしくないような……”という複雑な気持ちを吐露しつつも、“最後まで駆け抜けたい。ありがとうの気持ちを伝えるコンサートにしたい”と意気込みを口にした。
ユニットパートでは、各チームや期ごとに分かれてパフォーマンス。宮脇が、それぞれのメンバーへの想いを込めてセットリストに組み込んだ曲が続いていく。
IZ*ONEとしてともに活動してきた矢吹奈子とは、「夢を見ている間」(IZ*ONE楽曲)を披露。同じく、元IZ*ONEメンバーのAKB48の本田仁美からの“永遠の憧れの先輩です”というVTRメッセージが届くと、これまで笑顔で通してきた宮脇の瞳が潤み、矢吹も涙した。
親友・村重杏奈とは、「思い出のほとんど」。冒頭から声を詰まらせるなど感極まっている村重の手を取り、自分も涙を流しながらも、優しく微笑みかける宮脇の姿が見られた。
ユニットパートラストは、同期の1期生との「夕陽を見ているか」。これまで数えきれないほどやってきた円陣を最後に力強く組む7名の姿に、会場には大きな拍手が発生。
宮脇のアイドル人生を彩ったソロ曲もラインナップ。「彼女」、「夢でKiss me!」と、いちアイドルとしての宮脇の魅力が際立つソロパフォーマンスに、会場を染めるさくら色のペンライトが一段と大きく揺れるコーナーとなった。
「スキ!スキ!スキップ!」「メロンジュース」など、HKT48を代表する曲が続き、あっという間に終盤へ。
宮脇の卒業を祝うために、「大人列車」に兒玉遥、「12秒」に指原莉乃がサプライズ登場すると、声が出せないにも関わらず、会場がどよめいたような雰囲気に包まれた。兒玉は“一緒の時間を過ごせて幸せです”と笑顔を見せ、指原は“咲良と(ステージに)立てるのは嬉しい”と涙ぐみ、それぞれ対照的な表情を見せたが、久しぶりにパフォーマンスを披露した2人に、メンバーも“ヤバい! ヤバい!”と大興奮。
その熱気が収まらないまま、全員で「最高かよ」をパフォーマンスして本編は終了となった。
“名前の「さくら」のように咲き誇れるアイドルになりたいです”という初々しい自己紹介で始まった宮脇のアイドル人生10年間を振り返る軌跡映像が流れ、いよいよアンコールへ。
ドレス姿になって再登場した宮脇は、「あなたがいてくれたから」を歌唱後、スタッフやメンバー、家族、そして応援し続けてくれたファンへの感謝の気持ちを、何度も何度も頭を下げながら切々と語った。
クライマックスでは、卒業曲「思い出にするにはまだ早すぎる」、センターに抜擢されたAKB48のシングル「君はメロディー」と思い入れの特に強い曲を名残惜しそうにパフォーマンス。
最後は、今回の公演の1曲目でもあった「桜、みんなで食べた」で締めくくり、“10年間本当にありがとうございましたー!!”と力強く挨拶。
大好きなメンバーたちに囲まれながら、約10年駆け抜けたアイドル人生に幕を下ろした。
宮脇咲良コメント(アンコール明けの挨拶一部抜粋)
13歳でHKT48に入った私が、10年が経ち、23歳になり、今日、HKT48を卒業します。2年半離れていて、戻ってきて、1ヵ月しか活動できなかったこと、私自身も本当に申し訳なく思っていますし、寂しく思っています。でも、2年半離れていたからこそ、時間が限られていたからこそ、この1ヵ月間はかけがえのない宝物のような時間でした。
鹿児島から出てきた小さな女の子だった宮脇咲良も、今、こんなに大きな会場でたくさんの人の前で旅立っていくアイドルにしてくれたのは、ファンのみなさんです。私はこの10年間を思い返すと、順位をつけるもので1度も1位になったことはありません。でも、私はいつも応援してくれていたファンのみなさんの1位だったんじゃないかなと思います。ファンのみなさんが、こんな私を特別な1位にしてくれました。
どんな私も受け止めてくれて、私の選んだ道をいつも応援してくれるみなさんがいるから、私はこの場所から一歩足を踏み出し、また違う夢へと旅立つことができます。ファンのみなさんと出会うためにアイドルをしてきたんだと思います。これからも、みなさんとずっとずっと側にいて、いろんな夢を叶えて、いろんな景色を見たいです。また会える日を楽しみにしています。
10年間、本当にありがとうございました。
終演後の感想コメント
ーー卒業コンサートを終えての感想は?
宮脇:
始まる前はドキドキしていたんですけど、始まったら、あっという間に終わってしまって、本当に楽しいコンサートになりました。達成感でいっぱいです。
ーーステージに立った瞬間は?
宮脇:
大きな会場にたくさんのファンの方が集まっていただいて感動しましたし、ファンのみなさんに力をもらっているなと改めて感じました。
ーーセットリストのこだわりについて教えてください。
宮脇:
初期の曲から最近の曲、IZ*ONEの曲まで楽しんでいただいて、10年間の私の歴史を感じていただけるセットリストになったんじゃないかなと思います。「彼女」は、私が初めていただいたソロ曲なので。10代で歌っていましたが、今でも夢の途中ですし、努力している途中ですし、「彼女」の歌詞には歌うたびに力をもらっています。
ーー10年間を振り返ってみて?
宮脇:
10年間は本当に長くて、いろんな想い出がありますし、今、思い返すとすべてがいい思い出です。もちろん、泣いたこともありましたし、つらいこともありましたけど、それすらも乗り越えたから今の私があるので、コンサートを終えて、本当にいい10年間だったなと思います。
ーー宮脇さんにとってHKT48とは?
宮脇:
“家族”ですかね。本当にこの10年間は家族よりも長い期間を過ごしていたと思いますし、大変なことも嬉しいこともみんなで乗り越えていけたんじゃないかなと思いますし、こんな大切な仲間にもう一生出会えないんじゃないかなと思うので。私は卒業してしまうけど、これからも離れていても家族のように連絡を取りあったりしたいですし、ずっと仲間でいたいと思っています。
ファンのみなさんにメッセージをお願いします。
宮脇:
ファンのみなさん、今日という日を見届けてくれてありがとうございます! 始まってからは本当にあっという間のコンサートで、本当に楽しくて、この時間が一生続けばいいなと思う瞬間もあったんですけど、HKT48でやってきた集大成をこのコンサートで見せられたんじゃないかな?と思います。10年間本当にたくさんの愛を、感動を、ありがとうございました。これからもずっとずっと側にて応援してくれたら嬉しいなと思います。改めて10年間ありがとうございました。