【ライブレポート】マジパン、新メンバー加入で決意の6人体制へ。結成3周年ワンマンで嬉し涙

マジカル・パンチラインの結成3周年を記念したワンマンライブ＜3rd Anniversary One Man Live～新しい靴で、大好きなキミのもとへ～＞が、2月24日（日）にduo MUSIC EXCHANGEにて開催。同公演でグループに新メンバー2名の加入が発表された。

2018年春に4人体制となり、アイドルフェス出演や定期公演を行ないながらレーベル移籍、前作から3rdシングル「Melty Kiss」リリースまでの間に約1年2ヵ月を要したマジパン。この日の渋谷 duo MUSIC EXCHANGEはそんな彼女たちとマジファンのエネルギーを爆発させるようにチケットもソールドアウトし、昼に開催された決起ライブ＜ダンス・チャンス・ロマンスは自分次第だぜ！＞での熱気を残したままで夜公演の結成3周年記念ワンマンへとなだれこんだ。

ライブは移籍第1弾シングルとなった「Melty Kiss」からスタート。小山リーナが「みんなで最高のライブ作っていきましょう！」と声をあげると、最序盤にもかかわらず熱量の高いレスポンスが跳ね返ってきた。続く「小悪魔Lesson1・２・３♪」ではお立ち台にメンバー4人が代わる代わる立ち、オーディエンスの隅々まで視線を投げかける。3曲目「Never Ending Punchline」でも高いパフォーマンス力でしっかりライブを掌握する様は、4人がこの1年間でいかに成長したかを如実に示していた。

また、中盤では自身初となるスペシャルメドレーも披露。ゴシック・ファンタジー色の強い妖艶な楽曲や、歌詞こそマジパンの世界観だがメロディがゴリゴリのロックナンバーまで、キュートなだけでない多彩な楽曲を次々に演じあげる。

メドレー終わりにはリーダーの沖口優奈が「メドレー超楽しいな、超疲れたけど超楽しいな!?」と汗だくになりながら満面の笑顔。そんなところへ浅野杏奈が「沖口さん、何か忘れてない？」とすかさずツッコミに入り、ここで以前の公演で決まっていた“沖口優奈の罰ゲーム”の詳細が発表となった。その名も「ゆうなの那由多？超過酷！一万個ドミノライブツイスター」というタイトル。プロでも厳しいと言われる10,000個のドミノ倒しに沖口が一人で挑戦する。

楽しかったメドレー披露から急転直下の罰ゲーム内容に真顔になる沖口と、「遊びに行ってあげるね！」と無邪気に応援する清水ひまわり＆他メンバー。この企画のために体育館も借りられることになり、後戻りできない展開で気持ちを切り替え「最後までやり遂げたいと思います！」と語った沖口だった。

マジパンのブチ上げ曲「万理一空 Rising Fire!」を皮切りにステージは後半戦へ。今年高校を卒業する浅野が卒業ソングと紹介した「ハルイロ」では、会場のペンライトが一斉にピンク色に染まるサプライズにメンバーが沸いた。さらにマジファン達からの大きな横断幕も掲げられ、「嬉しすぎる」「愛してもらってるんやなって実感しました」と語るメンバー4人。直後の「謎から謎めくMystery」でメンバーとともにオーディエンスたちがステージ左右へステップを踏みこんでいく様は、これまでにない一体感にあふれていた。

本編ラストの曲は、「マジカル・パンチラインにとってとても大事な曲であり、マジパン始まりの曲です。」というMCからデビュー曲「Majiかよ!?BiliBili☆パンチライン」。重厚なイントロから一気に明るくファンタジックなメロへと転調するこの曲は、マジパンの魅力をぎゅっと詰め込んだ形でマジファンたちを改めて魅了してくれた。