青山ひかる[インタビュー]ぬいぐるみに語りかけるゴスロリ美女を熱演! 「カラコンやネイルにもめちゃめちゃこだわりました」映画『グレーゾーン』出演
Pop'n'Roll 編集部
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青山ひかるが、6月4日(金)より上映の映画『グレーゾーン』に出演する。同作で青山が演じるのは、黒崎家の次女・美鈴役。ゴスロリ衣装のコスプレを披露している。本記事では、青山が同作出演への想いや役柄、見どころなどについて語ったオフィシャルインタビューをお届けする。
映画『グレーゾーン』場面写真
――後継者争いをしている3兄弟の次女・美鈴役を演じられました。コスプレをしている役でしたが、この役をオファーされて、いかがでしたか?
青山:
1人だけ異様な格好なので、びっくりしました。衣装合わせの時に、“だったら、髪色も合わせなきゃだし”とメイクさんにバンスウィッグを付けてもらったりとか、カラコンを買ってきたりだとか、ネイルも服によって変えたりだとか、めちゃめちゃこだわりました。
――“好きなキャラクターのぬいぐるみに話しかけている”という設定がありましたが、演じるのは難しかったですか?
青山:
家で、実況ゲームだとか、1人でしゃべることは意外に多く、ヲタク気質でもあるので、そこは違和感なく、逆に楽しかったです。
――ぬいぐるみの聖夜は今作のオリジナルのキャラクターなんですか?
青山:
“もしお好きなキャラクターがあれば、似せて作ります”と言われて、好きなキャラクターに似せて作ってもらっています。『Starry☆Sky』っていうパソコンの乙女ゲームで好きなキャラクターで、頭はまったく一緒です。
――主演・監督の宏洋さんとは、美鈴について撮影前や撮影中にどのような話をされましたか?
青山:
“(長女と長男の)一葉と慎司が感情を出すようなキャラクターではないから、美鈴は好きにやっていいよ”と言われていました。“(ぬいぐるみの)聖夜に向けては甘える感じで、自分が本心を打ち明けるシーンでは、素の青山さんで”と、色々アドバイスをもらいました。
――美鈴役を演じる上で、何を大切にされましたか?
青山:
口が悪い、威勢がいい女の子でもあるし、お姉ちゃんとお兄ちゃんよりは感情が豊かに出せるキャラクターだったので、できるだけ大きな声で“てめぇ”と言ったりだとか、ぬいぐるみの聖夜に話しかけるシーンでは、可愛い女の子でいようと思ったりだとか、いろんな喜怒哀楽を意識しました。
――今作はアクションも満載でしたが、アクションシーンの撮影はいかがでしたか?
青山:
日傘を持っている傘キャラでした。撮影していて、“傘で弾を受けるよ”だとか“ここから銃の弾が出るよ”とか説明された時に、想像できなくて、とりあえず傘を回していたんですけれど、実際に完成した映像を見たら、けっこう迫力があって、あんなに小さい日傘なのに強いキャラクターでした。
――アイドルのステージのシーンの撮影はいかがでしたか?
青山:
女の子たちが可愛いかったです。全力で踊って歌っているので、だんだん汗がすごいことになっていました。一緒に踊りたいなと思いながら、最後のいいところだけ取るっていうことをして申し訳ないなと思っていました(笑)。
――今作の見どころはどこですか?
青山:
最初はのめりやすい面白いシーンもたくさんあったり、奇想天外なことが起こるんですけれど、最初に美鈴とお兄ちゃん(慎司)が一緒に出てくるシーンが面白かったです。壁ドンをされて、こっち(女性)が詰め寄るというのもなかなかないと思います。台本では“去る”としか書かれていなかったので、手下たちにアクションをしたら、反応してくれて、芝居が成立して、それが本編にも採用されて嬉しかったです。
――劇中の黒崎家には“稼がざるもの、食うべからず”という家訓がありますが、青山さんのご実家には家訓はありましたか?
青山:
まったくなく、自由でした。でも、夜19時を過ぎると鍵を閉められていました。高校の時は、“遅くなる”と電話をすればいいんですけれど、忘れると、鍵を閉められて、“中に入れてよ”という状態になりました。
――読者にメッセージをお願いします。
青山:
お話が進むにつれて、“この人が悪役なんだ”とありえないことがたくさん起こるので、そこに興味を持ってもらいたいです。“この人が悪役だと思っていたら違うんだぞ”というのをお楽しみにしていただきたいです。