アプガ（仮）、リリイベでネバーギブアップ宣言「面白くて楽しいことを続けていきたい！」

多くの観客が集まる中、ステージにメンバーが登場しニューシングルから「アゲノミクス！！」を披露。「アゲノミクス！！」は、アプガの十八番とも言うべきバカ騒ぎ系ナンバーに和のテイストを盛り込んだ、彼女たちの新たなスタイルを提示するライブ映え特化のパーティーソング。楽しく賑やかなパフォーマンスに、観客は早くもヒートアップした。

ここで司会者が加わり、アプガが1月に＜JAPAN EXPO THAILAND＞出演のために渡航したタイでのエピソードが語られていく。すると、仙台と柏にあるタイ政府公認タイ・セレクト・タイ料理レストラン「ThaChang」のオーナーシェフで、宮城ではタレント活動も行っているタァちゃんが“どうも〜”と、にこやかに登場。タイ・セレクトとは、タイ国商務省の厳しい審査に合格したタイレストランに与えられる認定証のこと。キャッチーなキャラのタァちゃんだが、本格タイ料理の凄腕シェフなのである。

“アプガも大好きで、車でいつも聴いてます”という彼が、今回「アゲノミクス！！」のリリースを祝って、タイの“揚げ物”料理を特別に作ってくれたというのだ。ステージに料理が運ばれてくると、メンバーは“すごいすごい！”“メンバーカラーになってる！”と喜びの声を次々とあげる。どんなイメージで作ったかを聞かれたタァちゃんは、“こちら、タイの伝統料理にひと工夫加えて、メンバーカラーを自然のほうれん草や生姜、カレー粉などで色をつけました。みなさんが元気だから、ピッチピチのエビで作りました！”と答えると、メンバーは“やったー！”とシャウト。するとタァちゃんは“実は、トウガラシが5本入ってます。あとで食べてね”と、にこやかに激辛ロシアンルーレットを仕掛けていることを告げた。

そして、まだ名前のないこの料理に、この場でメンバーが名前を決めることに。関根梓は「ザックザックガールズ（揚）」、古川小夏は「アゲモノミックス」、佐保明梨は「美味しい揚げ物だよ〜ん」、森咲樹は「玄米モリモリお代わりしちゃうよ〜ん」、新井愛瞳は「（仮）揚げ（カッコカリアゲ）」と、メンバーはアイディアを出す。決定権は、タァちゃんの手に委ねられることになり、悩んだ末“う〜ん、（仮）揚げ！”と新井の提案を採用。選ばれた新井は、思わず勝利のガッツポーズ。

さらに、お知らせとしてタァちゃんの口から“5月に仙台公演がありますよね。その時に、仙台のタァちゃんのお店でこの料理が食べられるって企画をしたいと思います！”と告げられ、5月11日に行われるアプガの全国ツアー仙台公演で、タイ料理とアプガという異色コラボ企画が緊急決定となった。森は“オリジナル料理、めちゃ憧れでした！”と声をあげ、メンバー全員が“嬉しい！”と喜びの嵐。敏腕シェフのタァちゃんに感謝すると、“コップンカー”とタイ語で挨拶してコーナーは終了。

揚げ物でテンションを倍増させたアプガは、ライブに戻りダンスナンバー「Be a Girl」「FLASH」を披露し、ノリノリのロックチューン「お願い魅惑のターゲット」で会場の熱量を強烈にアップさせる。

MCで新井は“新曲たちをもっともっと盛り上げていきます！”と語り、続けてこれからの意気込みを口にする。“5月からはツアーも決定していて日本全国回らせていただいて、来年の話になっちゃいますが、来年はオリンピックイヤーじゃないですか。アプガが、オリンピックの応援アイドルになれたら嬉しいです。私たちは、日本を盛り上げていけるアイドルになりたいなと思います！”とオリンピック応援アイドルへの願望を口にした。さらに新井の熱い語りは続く。“最近はアイドルシーンの悲しいニュースが多いですが、私たちは2020年も、それ以降も辞める気はまったくありません！　あと何回オリンピックを迎えられるかわかりませんが、たくさんたくさんみなさんと面白くて楽しいことを続けていきたいと思いますので、今後も応援よろしくお願いします！”と声高らかにアプガのネバーギブアップ宣言をすると、観客から大きな拍手が送られた。

最後の曲を新井が“私たちはまだまだ歌いたいんだという気持ちを込めて、この1曲でみなさんと盛り上がっていきたいです！”と紹介し、ニューシングルから新曲「阿破乱舞」が披露される。まだまだ狂い咲く思いを歌う、和の楽器とダンスビートがミックスされたアップチューンを、観客とともに力いっぱい歌い踊ってイベントは締めくくられた。