AKB48[ライブレポート]柏木由紀が想いを込めた48曲ノンストップライブ! 「胸を張って心の底から好きだ!と言えるグループでありたい」
Pop'n'Roll 編集部
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AKB48が、5月23日(日)にぴあアリーナMMにて<AKB48 単独コンサート 〜好きならば好きだと言おう〜>を開催した。本記事では、同公演のオフィシャルレポートをお届けする。
<AKB48 単独コンサート 〜好きならば好きだと言おう〜>ぴあアリーナMM(2021年5月23日)
15周年を迎えたAKB48。前日22日(土)に峯岸みなみの卒業コンサートを終え、この日は1期生のいない初の単独コンサート。また、同公演は最年⻑の柏木由紀が演出を担当し、“今までのAKB48もこれからのAKB48も大切にしていきたい”という願いを込めた1年4ヵ月ぶり(2020年 AKB48 単独コンサート@TOKYO DOME CITY HALL以来)の公演となっていた。
オープニングは「愛の存在」でスタート。イントロが流れると、AKB48グループ総監督・向井地美音が“今日は48曲ノンストップで行きます! みんなついてきてね!”と挨拶し、メンバー全員(64名)がステージに登場。2曲目の「大声ダイヤモンド」では、声を出せないファンに変わって、AKB48恒例のファンの掛け声(MIX)を武藤十夢が行ない、会場の一体感を高めた。
その後もメンバー全員で「サステナブル」「ずっと ずっと」「法定速度と優越感」とアップテンポなナンバーを立て続けにドロップ。
6〜14曲目のチーム曲ブロックでは、各チームごとにテンポよく楽曲をドロップ。会場をペンライトでチームカラーに染め上げる。
15〜20曲目には多彩なユニット曲をパフォーマンス。加藤玲奈・武藤十夢・山内瑞葵は「黒い天使」で妖艶なアクトでファンの視線を釘付けに、千葉恵里がセンターを務めた「小池」、入山杏奈・小栗有以・柏木由紀・谷口めぐ・村山彩希は、風が吹き荒れる中で「1994年の雷鳴」をクールに歌い上げた。
カテゴリーブロックとなった21〜28曲目では、それぞれコンセプトをもったグループが出演。まずは、”アイドル”グループが、キラキラ全開のパフォーマンスで「最強ツインテール」「遠距離ポスター」を披露。”歌ウマ”グループは、<AKB48グループ歌唱力No.1決定戦ファイナリスト>の岡田奈々が圧倒的な歌唱力で会場を魅了。AKB48の珠玉のバラード「桜の木になろう」で見事なハーモニーを奏でていた。
29〜34曲目の加入期ブロックでは、「ビーチサンダル」の冒頭で大盛真歩が“48曲ノンストップライブ! ここからは加入期で区切って楽曲を披露します! まずは1番フレッシュな私たちドラフト3期生です”と元気いっぱいにパフォーマンス。ベテラン勢となる3〜10期生は「背中から抱きしめて」で魅惑的なステージを。安定感のある魅力を発揮していた。
AKB48らしく大人数での迫力のステージで、会場のボルテージをマックスにした35〜44曲目。本編ラストの楽曲「ファンレター」のイントロでは、岡田奈々がファンへの感謝を語り、柏木は“ノンストップでのコンサート、私たちの想いや気合がみなさんに伝わっていると嬉しいなと思います。1期生が全員卒業した今、今までのAKB48、AKB48を作り上げてきてくれたメンバーへの感謝の気持ちを忘れず、これからのAKB48はもっともっと大きなステージに向かって歩んでいきたいです。これだけたくさんのアイドルがいる中で私たちAKB48を選んで応援してくださっているファンのみなさんにとって、誇りに思える、そして胸を張って心の底から好きだ!と言えるグループでありたいと思います”とコメントし、本編を締めくくった。
アンコールでは、Tシャツにショートデニム姿でメンバーが登場。17LIVE事前特別配信での視聴者投票で選ばれた楽曲「ひこうき雲」を披露した。
続けて、「永遠より続くように」へ。メンバー全員で横1列に並び、岡部麟の合図で観客全員とウェーブを行ない、48曲ノンストップ披露のラストは「真夏のSoundsgood!」で飾る。
ここで、スクリーンに“特報”の文字が出現し、2021年9月29日(水)に「AKB4858thシングル」を発売することを発表。今回のシングル曲は、AKB4819thシングル「チャンスの順番」以来10年9ヵ月ぶりとなるAKB48メンバー単独でのリリースとなることも発表し、柏木由紀が“AKB48だけに任せてもらえたのは嬉しいかな……あれ! けっこう嬉しいかも!!”と思わず涙をこぼした。
さらにサプライズ発表が続き、『AKB48 新プロジェクト』と銘打って7月より地上波放送で新番組が始まることも解禁。メンバーも大興奮し、直後に番組の仮タイトルが『乃木坂に、越されました。〜崖っぷちのAKB48の大逆襲〜(仮)』であることを知ると、“え? どういうこと!?”、“なになになに?”、“うそーーーー!!”、“これがタイトル?”と大慌て。戸惑いを隠せない様子であった。
柏木由紀は“(サプライズ発表が)久しぶりにAKBっぽいなって思った!”とコメントし、向井地美音は“新番組も含めて、シングルも含めて、AKB48頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします”と挨拶。
最後に向井地美音が、感動の涙を流しながら“この2日間盛りだくさんあって、本当にAKB48が大好きだなってメンバーのみんなもファンのみなさんも、改めて思ってくれたと信じています。先輩たちが繋いできてくれたこのAKB48を、私たち今の世代で繋いでいけるように頑張ります”と締めくくり、2日間に及ぶ<17LIVE presents AKB48 15th Anniversary LIVE>3公演の幕を降ろした。
■出演
AKB48(64名)
・TeamA(14名)
入山杏奈、加藤玲奈、佐藤美波、篠崎彩奈、鈴木くるみ、田口愛佳、千葉恵里、⻄川怜、古川夏凪、本田そら、道枝咲、宮崎美穂、向井地美音、山根涼羽
・TeamK(12名)
市川愛美、岡田梨奈、小林蘭、込山榛香、下口ひなな、⻑友彩海、永野恵、武藤小麟、武藤十夢、茂木忍、安田叶、湯本亜美
・TeamB(13名)
岩立沙穂、大竹ひとみ、大盛真歩、大家志津香、柏木由紀、久保怜音、齋藤陽菜、佐々木優佳里、田北香世子、谷口めぐ、中⻄智代梨、福岡聖菜、山邊歩夢
・Team4(14名)
浅井七海、石綿星南、稲垣香織、大森美優、岡田奈々、蔵本美結、黑須遥香、佐藤妃星、多田京加、本間麻衣、馬嘉伶、村山彩希、山内瑞葵、吉橋柚花
・Team8(11名)
坂口渚沙、岡部麟、清水麻璃亜、小栗有以、小田えりな、橋本陽菜、大⻄桃香、奥原妃奈子、下尾みう、高岡薫、倉野尾成美
©AKB48