<YES! WONDERLAND 2021~僕らはまだ夢の途中~>後楽園ホール(2021年5月4日) ©東京女子プロレス

SKE48 荒井優希[レポート]プロレスデビュー戦で元LinQ・伊藤麻希組と対戦! 得意技「カカト落とし」披露も敗退「絶対強くなるので見ててください」

Pop'n'Roll 編集部

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2021.05.04
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SKE48の荒井優希が、本日5月4日(火・祝)に後楽園ホールにて無観客で開催された<YES! WONDERLAND 2021~僕らはまだ夢の途中~>でプロレスラーとしてのデビュー戦を行なった。同試合では、アップアップガールズ(プロレス)の渡辺未詩とタッグを組み、元LinQの伊藤麻希と遠藤有栖によるチームと対戦。本記事ではそのオフィシャルレポートをお届けする。

<YES! WONDERLAND 2021~僕らはまだ夢の途中~>後楽園ホール(2021年5月4日)

2018年10月にDDTプロレスによる<女子時間差バトルロイヤル>に参戦し、伊藤に敗れた荒井。そんな彼女のデビュー戦は、因縁の相手である伊藤との対戦となった。

<YES! WONDERLAND 2021~僕らはまだ夢の途中~>後楽園ホール(2021年5月4日) ©東京女子プロレス
<YES! WONDERLAND 2021~僕らはまだ夢の途中~>後楽園ホール(2021年5月4日) ©東京女子プロレス

渡辺とタッグを組んだ荒井は、LinQの元メンバーの伊藤と、『WRESTLE-1』公式サポーター・Cheer1の遠藤とのコンビと激突。

アイドル4人が揃い踏みとなったこの闘いでは、荒井と遠藤が先発。2人はグラウンドでの攻防では互角に渡り合っていたが、荒井が渡辺と連係プレーでダブルエルボーを決めるなど、試合を優位に進めていたが、伊藤と対峙した際にはネックロック、DDT、背中にラリアットを受けるなど攻められる。

その後は、渡辺のサポートもあり、なんとか10分をしのぎ、伊藤のフライング・ビッグヘッドを免れ自爆させると、得意技のカカト落としを披露。2発目は阻止されたが、代わりに強烈なエルボーを叩き込んだ。

しかし、伊藤にヘッドバットからのDDT、倒れ込み式ヘッドバット、伊藤デラックスと次々と技をたたみかけられ、荒井はギブアップ。チームは敗退となった。

<YES! WONDERLAND 2021~僕らはまだ夢の途中~>後楽園ホール(2021年5月4日) ©東京女子プロレス
<YES! WONDERLAND 2021~僕らはまだ夢の途中~>後楽園ホール(2021年5月4日) ©東京女子プロレス

試合後、伊藤は“荒井優希、お前は弱い。でも今観てくれてるお客さんには、お前の弱い姿よりも、弱くても闘う姿に勇気をもらえた奴がいっぱいいると思う。お前はSKE48の荒井優希じゃない。プロレスラーの荒井優希だ。プロレスラーはアイドルと同じように夢を与え続けろ。今日の試合で満足するなよ。負けたら絶対次は勝てよ。何年かかってもいいから、伊藤麻希を潰しに来い! 伊藤は何回でもプロレスラー荒井優希を潰してやるよ。まぁ、お前のことなんてあんまり興味ないけど、頑張れ”と荒井にエールを送る。

それを受けた荒井は“今日は負けちゃったけど、絶対強くなるので見ててください。応援よろしくお願いします”と涙をにじませながらコメントし、リングを後にした。

<YES! WONDERLAND 2021~僕らはまだ夢の途中~>後楽園ホール(2021年5月4日) ©東京女子プロレス

また、伊藤は、荒井との試合について“宣言通りちゃんと勝ちました。デビュー戦にしてはよくやった方だとは思うんですけど、まだまだだなっていう感想ではあります。もっといろんなこと磨いて伊藤麻希を潰しにきてほしい。いいカカト落としでした。誰でもできる技じゃないんだっていうのは思います。もっと磨いてほしいですね。今日の試合で伊藤は荒井優希をプロレスラーとして認めました。認めたからこそ、期待を超えてほしいなと思います。月1参戦でどれくらい成長できるのかっていうのを楽しみにしていようと思います。私たちは毎週試合して、その分成長してるので。楽しみにしてます。(「点数は?」と聞かれ)100点満点中、8点”と言及。

辛口を混ぜながらも、荒井の奮闘ぶりを評価した。

<YES! WONDERLAND 2021~僕らはまだ夢の途中~>後楽園ホール(2021年5月4日) ©東京女子プロレス

さらに、荒井は試合を振り返り、“昨日まで本当に不安で、楽しめる自信も全然なかったんですけど。今日になって、すごい楽しみな感情が沸いていて。デビューが終わった後も楽しかったなっていう感想が残るくらい。すごい悔しい試合ではあったんですけど、「プロレス楽しいな」っていう気持ちになれたので、本当によかったです。(伊藤とは)やっぱりキャリアの差だったり、経験の差だったりで、すごい力の差を感じました”と語った。

続けて、得意技のカカト落としを“Finally(ファイナリー)”と命名したことを明かし、“SKE48で足を上げる振りがある「片想いFinally」という曲があって、そこから取りました。すごくカッコよくて気に入っているので、もっと磨けるように頑張ります”と技のレベルアップへの意欲を見せた。

<YES! WONDERLAND 2021~僕らはまだ夢の途中~>後楽園ホール(2021年5月4日) ©東京女子プロレス
<YES! WONDERLAND 2021~僕らはまだ夢の途中~>後楽園ホール(2021年5月4日) ©東京女子プロレス

同試合を実況生中継したインターネットテレビ局『ABEMA格闘チャンネル』では、“デビュー戦としてはよく頑張った”、“動きはよかった、続けてほしい”、“ナイスファイト!”など、温かなコメントが多く寄せられた。

次回は、6月6日(日)にさいたまスーパーアリーナにて開催される<CyberFight Festival 2021>へ参戦することが決定。

荒井は、“今日が無観客になってしまったので、次が有観客のデビューになるかもしれないということで。今日の試合を「観に行きたい」って言ってくださった方が本当にたくさんいたので、そんなみなさまに今日よりも成長した姿を見せられるように、もっと練習したいと思います”と誓った。

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