大阪☆春夏秋冬[ライブレポート]6人体制ラストライブ!ANNA卒業を飾る涙あり笑いありのツアーファイナル
Pop'n'Roll 編集部
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4月24日(土)大阪・ESAKA MUSEにて、大阪☆春夏秋冬の<ETERNAL>ツアー最終公演が行なわれた。当日のオフィシャルレポートをお届けしよう。
6人のメンバーの中で唯一の眼鏡キャラとしても親しまれたANNAがこの日をもって卒業となるため、6人組としてのラストライブとなった今回の公演。ANNAの最後の雄姿を見ようと、会場には制限人数上限の観客が駆けつけた。
開始予定の午後5時を少し回った頃、短めのSEの後、1曲目の「MOVE AROUND」のイントロに乗ってANNAが登場。
“私、ANNAはしゅかしゅんを卒業します!”という宣言とともにライブが幕を開けるかと思えば、残りのメンバー5人が登場し、ANNAの思い出と称して‟移動車でいつもスルメを食べていて臭かった”‟寝言がうるさかった”等、軽くディスりを交えつつ笑えるエピソードを次々に披露し、最後ANNAの“内容うすいねん!!”の絶叫でようやくライブはスタート。しかしそこからはいきなりギアをトップに上げ、ハードでスピーディーな楽曲を次々と披露していく。
最初のMCで、一緒に活動を始めて9年間、家族よりも一緒にいる時間が長かったという6人ならではの和気あいあいとした思い出話で会場をなごませた後、再びロック~パンク~レゲエと幅広い楽曲をパフォーマンス。次のMCのタイミングでは、ANNAが先に衣装を着替えている間に残りのメンバー5人がサプライズを仕掛ける。
開場時に観客に配っていたメンバー手作りのANNAの顔写真のフラッグを、会場内の全員がANNAに向けてアカペラの楽曲に乗せて振りかざすというもので、それを見たANNAは思わず涙を浮かべつつも、メンバーに向かって‟経費節減でモノクロ写真にしたんじゃないよね?”、観客に向かって‟帰りに捨てんといてや!”とツッコミは忘れない。
そして今度はステージにANNAひとりが残り、大阪☆春夏秋冬の活動を通じて人を笑顔にする事の素晴らしさに気づいた事、それ故に更に自分ならではの‟人を笑顔にする”道を追求する為、大阪☆春夏秋冬を卒業して大学に復学し勉学に専念する道を選んだという事がファンに直接伝えられた。
その後再度メンバーが登場し次のバラード・パート3曲を終えた後のMCでは、ANNAとはお互い3歳の頃の出会いから小中高そして現在に至るまで、20年間一緒に過ごしてきたリーダーのMAINAが語る小学生時代のエピソードで口火を切り、他のメンバーも加わって、泣き・笑い・ボケ・ツッコミが渾然一体となったしゅかしゅんワールドに会場を引き込んでいく。
やがて終了予定時間を大幅に超え、本編を完走した大阪☆春夏秋冬。アンコールの曲間には、ANNAに内緒でスタッフが制作したANNAの様々な映像やファンからのメッセージ映像を詰め込んだスペシャル・ムービーが場内に流れるというこの日2回目のサプライズもあった。
アンコールを終え、この日のステージを終えるのが名残惜しいようにANNAとMAINAを中心にとつとつと話し始めるメンバー。最後はCM用に制作された最新楽曲「春風」を合唱し、6人での最後のステージを終えた。
アンコールの時にリーダーのMAINAが言った、‟このメンバーが出会えたのも奇跡。次いつライブで歌えるかわからない中で、この日ライブが出来た事も奇跡”という言葉がとても胸に響いた一夜だった。
これからは5人組として新たなページが始まる大阪☆春夏秋冬。きっとまた色々な奇跡を積み重ねて我々の前に立ってくれるだろう。