コレって恋ですか?[ライブレポート]癒愛みうちのグループ愛が炸裂した涙の卒業ライブ「私に対抗心を持って、今までよりもたくさん応援してください」

コレって恋ですか?[ライブレポート]癒愛みうちのグループ愛が炸裂した涙の卒業ライブ「私に対抗心を持って、今までよりもたくさん応援してください」

Pop'n'Roll 編集部

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2021.04.21
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コレって恋ですか?が、4月17日(土)にZepp Tokyoで<6×LOVE - 癒愛みうち卒業ライブ ->を開催した。本記事では、そのオフィシャルレポートをお届けする。

同公演は、4月末日をもってグループを卒業するメンバー・癒愛みうちの卒業ライブ。

また、コレって恋ですか?は4月1日(木)に1stアルバム『6×LOVE』をリリースしており、同作のタイトルを冠したグループ史上最大規模かつ、約1年2ヵ月ぶりとなる有観客ライブでもある。

今回の公演では、アルバム『6×LOVE』の全曲を初披露したほか、1stシングル曲の衣装から順に着替えていくことで、デビューから現在までのグループの軌跡を辿る意味合いもあった。

感染防止対策のため制限された枚数で発売されたチケットは即ソールドアウト。会場には座席を埋め尽くす約1,100人が、ツイキャスでの生配信では5,000人以上が癒愛のラストステージを見届けた。

記念すべきライブの開幕を飾ったのは、アルバム『6×LOVE』の1曲目の「ピヨったって無限ループ」。恋遙ひよりにフィーチャーした、“2次元愛”がテーマの楽曲だ。某スポーツアニメのセリフが曲中に散りばめられるなど、溢れ出す2次元愛がこれでもかと詰め込まれている。

6人でハートを描く可愛らしい振り付けに、会場の6色のサイリウムが大きく揺れる。久々にファンを目の前にした感慨からか、癒愛をはじめとした多くのメンバーが目を潤ませていた。

続く「たぶん恋するコイントス」は、四葉このはに焦点を当てた“変わらない愛”を歌った楽曲。ダンスを踊りながら鼻歌を歌ったり、途中で歌うのを止めてしまったりと、可愛らしい“自由さ”を見せた。

<6×LOVE - 癒愛みうち卒業ライブ ->Zepp Tokyo(2021年4月17日)
<6×LOVE - 癒愛みうち卒業ライブ ->Zepp Tokyo(2021年4月17日)
<6×LOVE - 癒愛みうち卒業ライブ ->Zepp Tokyo(2021年4月17日)

ポップな楽曲で元気なパフォーマンスを見せた1stブロックから一転して、「プレデタLOVE」では紺のシックな衣装で新たなグループの一面を見せつける。

彩葉ちえりにフィーチャーし、“略奪愛”がテーマとなったこの楽曲では、クールかつセクシーな“ガールクラッシュ”をイメージさせる力強いパフォーマンスが展開される。2019年11月のお披露目ライブから約1年半が経ち、見違えるほどに成長したコレって恋ですか?の集大成と言える1曲だろう。

ライブ中盤では、コレコレがソロ曲の「Go This Way!」、「炎上パンチ」を披露。「Go This Way!」では、癒愛と彩葉がダンサーとして登場し、激しいダンスでステージを盛り上げる。

さらにコレって恋ですか?の前身グループの楽曲「ヤバイバーサバイバー」、「炎上してI NEED YOU」をパフォーマンスし、その流れから昨年末にようやくコレって恋ですか?として解禁した「ステンダ」を、コレコレを含めた7人で歌唱した。

<6×LOVE - 癒愛みうち卒業ライブ ->Zepp Tokyo(2021年4月17日)
<6×LOVE - 癒愛みうち卒業ライブ ->Zepp Tokyo(2021年4月17日)

“本当の愛”をテーマに蒼唯みもをフィーチャーした「わすれんぼ」は、レコーディング中に小羽空まいが感極まって泣いてしまったというセンチメンタルな楽曲。

続く「迅速電脳」では、メンバーカラーに発光するLEDチューブライトを6人が手にし、曲に合わせたサイバーな空間を演出した。

会場が暗転すると、スクリーンに癒愛の卒業についてメンバー1人ひとりにインタビューしたVTRが流れる。

無邪気に6人が過ごす映像をバックに、癒愛はメンバーを、通常では出会うことのなかった関係性から“学校のクラスの友達”のようだと答える。“ひより(恋遙)とこのは(四葉)は妹のような後輩、まい(小羽空)とみも(蒼唯)はおちゃらけた同級生、ちえり(彩葉)はノリの合ういつメン”と本音をさらけ出した。

映像の後に始まったのは、ドリーミーな曲調の「月と機関銃」。歌い出しを担当する小羽空が思わず声を詰まらせ、その涙がメンバー1人ひとりに伝播していく。

その後は「ココロノソラ」を披露。小羽空をフィーチャーした“秘めたる愛”をテーマに、流麗なピアノの旋律や淡いブルーの衣装、蒼い歌詞がマッチし、青春を感じさせるナンバーだ。

<6×LOVE - 癒愛みうち卒業ライブ ->Zepp Tokyo(2021年4月17日)
<6×LOVE - 癒愛みうち卒業ライブ ->Zepp Tokyo(2021年4月17日)
<6×LOVE - 癒愛みうち卒業ライブ ->Zepp Tokyo(2021年4月17日)

ここでステージは癒愛1人となり、ファンに宛てた手紙を読み上げる。オーディションからこれまでの活動を振り返り、コレコレやメンバー、ファンに“これから先の人生を含めても1番幸せです”と涙ながらに感謝を伝えた。

またファンに向けては“ちゃんと幸せでいてください”と一貫した想いを告げ、“コレ恋のTO(トップオタ)は私です。そんな私に対抗心を持って、今までよりもたくさん応援してください”と癒愛らしい言葉を贈る。

さらに、“みんなからもらったたくさんの幸せな想い出を糧に、元気いっぱい生きていきます”という前向きな言葉を述べ、会場からは温かい拍手が沸き起こった。

本編ラストは、アルバムリード曲であり、“分かち合う愛”がテーマの「シンキロウ」。ステージ中央での癒愛のソロパフォーマンスから始まり、Bメロでメンバー5人が彼女に向かってゆっくりと歩み寄るという、物語性を感じさせる楽曲だ。

“人生最高のお別れ”、“去りゆく友”といった、癒愛の卒業を指し示す歌詞に、歌唱するメンバーも徐々に声を詰まらせ頬を濡らしていった。

癒愛をセンターに、会場が大きな感動に包まれたまま、ライブは一旦の幕を下ろした。

<6×LOVE - 癒愛みうち卒業ライブ ->Zepp Tokyo(2021年4月17日)

ライブTシャツに着替えたアンコールでは、元気にタオルを振り回すコレって恋ですか?のライブチューン「show / do!」をアクト。

そして、最後は癒愛が“原点であり頂点です”と告げたデビュー曲「友達以上恋愛未満」を、コレコレを含めた7人でパフォーマンス。2019年8月に結成された彼女たちのこれまでに想いをはせながら、ファンは癒愛の最後の歌を噛み締めた。

最後のMCでは、恋遙が“6人プラスコレコレさんの7人でのコレ恋を観れたあなたたちは、最高の幸せ者です!”とコメント。コレコレも“今日までお疲れ”と一言、癒愛に言葉を贈った。

癒愛は最後まで残ってファンに手を振り、深いお辞儀をしてステージを後にした。

なお、2時間半にわたって開催されたこのライブの模様は、4月30日(金)までツイキャスでアーカイブ配信されている。

<6×LOVE - 癒愛みうち卒業ライブ ->Zepp Tokyo(2021年4月17日)