二丁目の魁カミングアウト[NATSUZOME2021ライブレポート]最速夏フェス気分!エモさと開放感が突き抜けたノンストップライブ 二丁目の魁カミングアウト<NATSUZOME2021>ライブレポート
宮川 直子
Pop'n'Roll Editor(編集者)
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夏を初め、夏を染めるアイドルイベント<NATSUZOME>が、4月2日(金)〜4日(日)に稲毛海浜公園野外音楽堂にて、<NATSUZOME2021>を開催した。穏やか春の日差しが差し込む快晴の野外ステージで、個性あふれるアイドルたちがそれぞれのカラーを発揮し、エネルギッシュなパフォーマンスをくり広げた。本記事では、同イベントの中から4月3日(土)に登場した二丁目の魁カミングアウトのライブレポートをお届けしよう。
二丁目の魁カミングアウト<NATSUZOME2021>(2021年4月3日(土)/稲毛海浜公園野外音楽堂)
昨年秋からの新メンバー2人を加えた4人体制で新しい夏を迎える二丁目の魁カミングアウト。この日は入場前の影ナレから既に明るく咲いた調子で“NATSUZOME楽しんでいくぞ!”と気声をあげ、「耳をすませば」から思い切りオイコールと共に拳を突き上げて会場全体の空気を一気に掴んだ。筆村栄心と日が紅による織り重なるハーモニーも手応え十分。
ステージも観客席も暑い日差しの下、そのままスカのイントロでなだれ込んだ「まるもうけ」では4人でコミカルなコンビネーションを披露。サビでは二丁魁メンバーの動きにあわせオーディエンス全体が左右に揺れた。
ミディアム・ポップな「GAY STAR」では明るいメロとちょっぴり切ない歌詞で流しながら、ここ一番でぺいにゃむにゃむによるサビパートがエモーショナルに響きわたる。すぐに、「パラレルヤワールド」では疾走感あるロックに切り替え、ミキティー本物が先陣をきってのアグレッシブなパフォーマンスを見せた。
ラストはメンバー4人が円陣を組み、「シワの数だけ被GAY妄想」へ。キラキラしたアイドルソングにのせ、お祭りの様相を呈しながら最高潮のステージを楽しむ二丁魁とオーディエンスの一体感は、まさに夏フェス。忘れかけていた夏フェスの開放感を一足早く目覚めさせてくれる、充実したノンストップステージとなった。
二丁目の魁カミングアウトは来月5月1日に結成10周年『HAPPY GAY YEAR』に突入する。これを記念して、5月1日から4日までの間にはライブ5公演が決定。全公演入場無料という形でアニバーサリーを祝う予定だ。詳細は後日オフィシャルサイトにて。