乃木坂46［ライブレポート］8年間の想いと深い絆で心震わすシーンを描いた堀未央奈ラストステージ
Pop'n'Roll 編集部
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乃木坂46が、3月28日（日）に2期生のエースとして活躍してきた堀未央奈のラストステージ＜9th YEAR BIRTHDAY LIVE ～2期生ライブ～＞を生配信した。同公演は、当初、今年2月に生配信されたライブ＜9th YEAR BIRTHDAY LIVE＞にて、1期生から4期生まで期別ごとでの開催を予定。しかし、新型コロナウイルス感染拡大防止策として期別ライブが延期となり、この日に実施されることとなった。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。
乃木坂46＜9th YEAR BIRTHDAY LIVE ～2期生ライブ～＞（2021年3月28日）
乃木坂46としてのラストステージとなる堀未央奈がセンターポジションに立ち、2期生メンバー曲「アナスターシャ」からライブはスタート。
その後も「ライブ神（しん）」「Am I Loving？」と、2期生曲を続けて披露し、「走れ！Bicycle」で冒頭ブロックを締め括る。
乃木坂46の2期生最終オーディション日は2013年3月28日。満8年の年月が経ち、本番日はいわゆる2期生の誕生日。MC中には“Happy Birthday 2期生”と合唱するも、堀がラストステージとなることにより、各メンバーは複雑な胸中を語る。
秋田出身の鈴木絢音は、“私が秋田から東京に出てきて、未央奈が岐阜から東京に出てきて、地方出身メンバーはホテルに宿泊しながらレッスンを受けていたので、未央奈とよくホテルの部屋で練習したことを覚えている”と、堀との想い出を熱く口にした。
ライブ中盤では全員センター企画を実施。ライブ前にメンバーが必ず行なう円陣のスローガンとなっている“笑顔”“感謝”“努力”に合わせ、各メンバーが思い入れの楽曲をセレクトしてセンターを担った。
堀は、“2期生メンバー全員が選抜に入れるように頑張っていたのに、13thシングルで2期生メンバーが誰も選抜に選ばれなかった……”と、こらえていた涙を流しながら「嫉妬の権利」「今、話したい誰かがいる」を歌唱。
終盤では堀がセンターを務め、「世界で一番 孤独なLover」「ハルジオンが咲く頃」「きっかけ」などをパフォーマンス。
本編ラストは、総合プロデューサー秋元康が昨年3月に生配信した＜幻の2期生ライブ＞のために書き下ろした楽曲「ゆっくりと咲く花」で幕を閉じた。
アンコールは、堀のMCからスタート。自分を支えてくれている母親への想い、そしてメンバーへの想いを語った後、自身初のソロ曲「冷たい水の中」、そして初めてセンターを務めた7thシングル「バレッタ」を2期生メンバーだけで涙ながらに披露した。
その後のMCでは、2期生メンバーそれぞれが堀へメッセージを送ると、サプライズで堀の母親からの手紙が届けられ、それを鈴木が代読。涙が止まらないシーンとなった。
堀にとって最後となる楽曲は、オープニングでも披露された「アナスターシャ」。2期生メンバーが最も大切にしている楽曲でもある。
ところが、この曲の間奏の時に、1期生・3期生・4期生のメンバーがサプライズで登場。驚きと涙が溢れ、堀のラストステージは、感動に包まれながら幕を閉じた。
16歳で乃木坂46オーディションに合格後、すぐにセンターを担い、2期生メンバーのエースとして活躍してきた堀未央奈。
アンダーメンバーを経験していた時期は、挫折しそうになったこともある。しかし、それを助けてくれたのは2期生の絆でありチームワークだった。
この8年間でさまざまな想いや数多くの経験をしてきただけに、アイドルを卒業した今後の彼女に期待したい。