©2020「まともじゃないのは君も一緒」製作委員会

清原果耶[イベントレポート]成田凌の第一印象は「おしゃれな人。でもそんなに……」映画『まともじゃないのは君も一緒』舞台挨拶にて

Pop'n'Roll 編集部

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2021.03.20
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清原果耶が、成田凌とのW主演映画『まともじゃないのは君も一緒』公開記念舞台挨拶に登壇した。同イベントには、清原のほかに、成田凌、泉里香、前田弘二監督も出演。本記事では、そのオフィシャルレポートをお届けする。

監督・前田弘二、脚本・高田亮コンビによるオリジナルストーリーで描かれる映画『まともじゃないのは君も一緒』が、昨日3月19日(金)に全国公開を迎えた。

成田演じる数学一筋“コミュニケーション能力ゼロ”の数学講師・大野と、清原演じる知識ばかりで“恋愛経験ゼロ”の教え子・香住。まったく噛み合わない2人がくり広げる”普通じゃない”ラブストーリーは、現代の誰もが抱く“自分って普通?”という不安を代弁したような作品となっている。

同作初の有観客、そしてYouTubeでの生配信も行なう中、登壇者から一言ずつ挨拶してイベントはスタート。

本編を鑑賞したばかりの観客を前にして成田は“久々に、観ていただいた方にありがとうございますと言うことができてすごく嬉しいです。無事公開されて僕の耳にも感想が届いていて、色んな想いがある映画なのでやっと届けることができて嬉しいです!”と喜びを語った。

清原は“昨日公開されて、今日観終わったみなさまとお会いできるのは、ちょっと緊張しつつ、いい顔が見れたらいいなと思いながら今日この場に来ました”と話し、泉は“こんな素晴らしい作品に携わることができて本当に嬉しく思います。こうやって公開の日を迎えることができて、すごく嬉しいです”と今の気持ちを語った。

さらに、前田監督は“早く観てほしいという気持ちでいたので、やっと公開できて本当に嬉しいです。観てくださって幸せです!”と公開した喜びを噛み締めた。

挨拶が終わると、スクリーンに映画の写真を投影しながら撮影時のことなどを振り返りながらトークがスタート。成田と清原は、実際に演じてみての感想とお互いの演技を振り返った。

成田は“最初からいい感じでしたからね(笑)?”と清原に投げかけると、“あ、でも……”と漏らした清原にすかさず、“そんなことない。でもって。ごめんなさい”と場をにぎわせつつ、共感してもらえなかったことに残念がっていた。だが、清原が“初めてお会いした日と変わらず(いい)感じでしたよね!”と補足すると安堵した様子を見せた。

成田の第一印象について清原は“おしゃれな人。ファッション誌など色んなところで拝見してましたけど、でもそんなに……”と言葉を詰まらせると、成田が“おしゃれじゃなかった?”とツッコミを入れ笑いを誘った。

大野と泉が演じた美奈子が長回しで街を歩きながら心地よい会話を展開するシーンの話題になり、泉は“夜風がすごく気持ちいい日で……”と説明。成田も“風が強すぎたんだよね!(笑)”と振り返り、また別のシーンで泉にとって撮影初日となった日には、撮影後に中打ち上げをしたという。“中打ち上げのおかげでスタッフのみなさんともグッと距離が縮まりました!”と裏話にも花を咲かせた。

次に、清原演じる香住がPUFFYの「これが私の生きる道」をカラオケで熱唱するシーンの話題になると、清原が“初めて完成した作品を観た時に「こんなに使うの!?」と思って、絶句するくらい長いなと本気で思いました(笑)。どうしてあんなに(尺を)使ったんですか?”と前田監督に質問。

前田監督は“香住がグイグイ歌ってるシーンを単純に観ていたいって思った”と明かし、それを受けて成田は“掴みどころのない香住がすごく愛おしく思える瞬間でもありますよね”と清原が熱唱しているところを横で見ていた成田もコメントした。

©2020「まともじゃないのは君も一緒」製作委員会

イベントも終盤に差し掛かり、卒業や入学など新生活を迎えるシーズンということに絡めて、“今年はこんなことをやってみたい”と思うことをそれぞれ発表することに。

成田は“格闘技。俺強くなりたいって思ったんですよ! キックボクシングなのか、何がいいのか今マネージャーと探しています。格闘技、やります。なのでお仕事ください。という気持ちです(笑)”とジョークを交えつつ意気込んだ。

続いて清原は、“世間が落ち着いたら旅行に行きたいとずっと去年から考えていて……。今どこに行こうか旅行サイトを毎日見て調べています”と明かす。そして、泉は“野菜にハマっていて、今ちょっと家庭菜園を(本格的に)始めてみたいです”と発表。

最後に前田監督は“お酒をいっぱい飲んで騒ぎたい! (コロナウイルスの感染)状況が早くよくなって、みんなでわいわいしたいです”と場を和ませた。

最後に主演の成田と清原から挨拶。

清原は“色々な葛藤を抱えながら、やっとみなさんにお披露目できました。愛がたくさん詰まっている作品なので、ぜひ色んな方に勧めていただけたらいいなと思います。普通ってなんだろうって大きな議題ですけど、普通って言葉に囚われすぎずに自分らしく自分の人生を楽しんで過ごしてもらえたらいいなと思います”と感慨深く語った。

成田は“普通って言葉がたくさん出てきますが、1つも同じ意味で使われてないのかなって。この映画を観てもらえたら自分のままでもいいんだなと思えると思います。新生活が始まって、たくさんの人と出会うと思いますが、自分や大切な人を信じて元気に生きていってほしいです。今日は本当にありがとうございます”と、イベントに駆け付けた観客や生配信で観た視聴者に感謝の気持ちを述べた。

同作らしい和やかな雰囲気に包まれながら、イベントは幕を閉じた。

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