<We're Growing Up>SKE48劇場(2021年2月27日)©2021 Zest,Inc.

SKE48[ライブレポート]研究生同士の絆が深まった新公演「すごく同期に助けられてきました。ありがとう」

Pop'n'Roll 編集部

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2021.02.27
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SKE48が、2月27日(土)よりSKE48劇場にて研究生による新公演<We're Growing Up>をスタートした。研究生公演としては、2017年4月14日から行なわれた<青春ガールズ>以来、約4年ぶりとなる。本記事では、<We're Growing Up>のオフィシャルレポートをお届けする。

研究生は、昨年末の特別公演で<チーム公演に憧れてやっちゃいました!>を開催。新型コロナウイルスの影響により、劇場公演に出演できる人数を半減して実施しているため、研究生がチーム別公演に出演できる機会がなくなってしまった中、“憧れの先輩たちの公演を踊ってみたい”という気持ちから挑戦した公演だった。

その特別公演を経て、“SKE48らしい公演の魅力を研究生公演からも発信したい”という想いが強まり、今回の<We're Growing Up>が誕生した。

同公演は、SKE48初のオリジナル公演 <手をつなぎながら>の楽曲「チャイムはLOVE SONG」で開幕。伊藤実希と石塚美月がWセンターを飾る。

オープニングから3曲は、SKE48公式YouTubeでも生配信され、“チェックの衣装が可愛い!”などのコメントが飛び交った。

2曲目の「校庭の仔犬」では、杉山歩南が犬耳のカチューシャをつけて登場し、キュートな笑顔を振りまく。

また「ウイニングボール」では、運動神経抜群の伊藤実希がバッター役を務めた。

<We're Growing Up>SKE48劇場(2021年2月27日)©2021 Zest,Inc.
<We're Growing Up>SKE48劇場(2021年2月27日)©2021 Zest,Inc.
<We're Growing Up>SKE48劇場(2021年2月27日)©2021 Zest,Inc.

学生生活を描いた3曲の後は、卒業を控えた切ない気持ちを表す「今君といられること」と、素直になれない恋心を歌う「Doubt!」という、複雑な心情を表現する楽曲が続く。

SKE48で激しいダンス曲No.1と言われる「恋を語る詩人になれなくて」では、ダンスに定評のある林美澪と西井美桜がソロパートを披露。

次の10期生の曲「渚のイメージ」を爽やかにパフォーマンスしたあと、石塚美月が“10期生はみんなで力を合わせて、最高の公演を作り上げていきたいと思います”と誓い、「水のないプール」で本編を締めた。

<We're Growing Up>SKE48劇場(2021年2月27日)©2021 Zest,Inc.
<We're Growing Up>SKE48劇場(2021年2月27日)©2021 Zest,Inc.
<We're Growing Up>SKE48劇場(2021年2月27日)©2021 Zest,Inc.

アンコールでは、本日2月27日(土)から販売を開始した研究生オリジナルグッズのブルーのTシャツを身に着けて、「ピノキオ軍」をコミカルにパフォーマンス。

松井珠理奈の卒業シングル「恋落ちフラグ」では、松井加入時と同じ年齢である11歳の林美澪が、堂々とセンターを務めた。

<We're Growing Up>SKE48劇場(2021年2月27日)©2021 Zest,Inc.
<We're Growing Up>SKE48劇場(2021年2月27日)©2021 Zest,Inc.

MCでは、伊藤が“たくさんの方々の支えがあって、無事に公演初日を迎えられたことに本当に感謝の気持ちでいっぱいです”と話し始める。

新公演の準備が始まってから、多くのレッスンや話し合いを重ねたことを振り返り、“そのたびに改めて10期生っていいなって思えたし、メンバー同士知らない面や新しい面も見つけることができました。悩んだ時には相談し合ったり、支え合って私自身、すごく同期に助けられてきました。ありがとう”と感謝の気持ちを伝えると、感極まって涙が溢れた。

周りのメンバーは“こちらこそありがとう”と声をかけ、西井がもらい泣き。

伊藤は“これからも公演タイトルのとおり、日々努力し、成長していきます。これからもSKE48 10期研究生の応援をよろしくお願いします”と改めて力強く挨拶した。

最後は公演タイトル曲「We're Growing Up」を歌唱。全員笑顔で元気いっぱいのパフォーマンスを見せ、幕を閉じた。

なお、同公演は『SKE48 LIVE!! ON DEMAND』にて、本日2月27日(土)24:00から全編が配信される。

<We're Growing Up>SKE48劇場(2021年2月27日)©2021 Zest,Inc.

メンバー コメント

青木莉樺:
10期生で新公演をやらせていただくことが1つの目標だったのですが、この1年思うように活動できなくて悔しい気持ちや不安な気持ちがありました。こんなに早く目標を達成することができると思っていなくて、この公演に関わっていただいたすべての方に感謝の気持ちでいっぱいです。自分たちでよりよいものを作り上げていきたいと思っているので、これからも見守っていただけたら嬉しいです。

石塚美月:
最初、新公演をやると聞いた時は、嬉しさもありながら自分たちにできるのか不安もあったんですが、こうして初日を迎えることができて嬉しいです。これからもっともっと完成度を自分たちで高めていけたらいいなと思います。今回のレッスンを通して10期生っていいなと思ったので、これからも10期生でたくさん活動していけたらと思います。

伊藤実希:
新公演をやると決まった時は、単純に嬉しくて。でもレッスンが進んでいくと、最初から作り上げるというのは本当に難しいんだなと思ったし、楽しさだけじゃないことを知りました。その中で、表現の仕方とか伝え方とかわからなくて、正直悩んだこともたくさんあったんですが、みんなでアドバイスし合ったり、たくさん話していくうちに10期生の絆が深まっていったんじゃないかなと思います。改めて自分が10期生でよかったなと思いますし、10期生のことが本当に大好きだなと思いました。

鬼頭未来:
今回、新公演をやらせていただけて、とても嬉しいです。入ってから思うように活動できない期間が長かったので、こんなに短い期間で私たちが先輩方がやっていらっしゃった曲をやらせていただくなんてという気持ちもありますが、やらせていただくからには、“10期生だから、この公演っていいよね”って思ってもらえるような公演を作り上げていくことができたらなと思います。

澤田奏音:
まずこうして初日を迎えられたことが本当に嬉しいなと思います。初日という1回しかない日がもう終わっちゃったんだというちょっとさみしい気持ちもあるんですが、本当に楽しくパフォーマンスすることができました。本番までみんなで助け合って、合わせるのが本当に難しかったりしたんですが、みんなで初日を迎えられたことが本当によかったなと思います。

杉山歩南:
私は今までの人生で、なにかに一生懸命になるっていうことがそんなになくて、この練習期間が人生で1番1つのことに頑張れたというか、今日やり切ったと思えた日でした。こんなに頑張ったことがないからこそ、みんなが頑張ってる姿を見るのも好きで。みんなが1人で練習している姿を見ると自分も頑張らなきゃ思うし、そういう場面がたくさんあって、10期って素敵だなって思ったし、今日に向けてみんな各自で頑張ってきたからこそ素敵なステージができたと思うので、みんなに負けずにこれからも頑張っていきたいと思います。

西井美桜:
この1ヵ月間みんなで公演を作り上げてきたのが楽しくて、みんなで支え合って初日を迎えられることができて、とても嬉しいです。

林美澪:
私はまずこの公演が決まった時、楽しみという気持ちもあったんですが、不安が勝ってしまって、大丈夫かなと心配でした。でもレッスンを重ねていくうちに、10期ってまとまって本当にすごいなって自分でも思ったし、本番もみんなニコニコで笑顔でキラキラで、最初に想像できなかったようなことがたくさん見つけられて本当によかったです。公演本番で(観客の)みなさんがサイリウムを振ってくださっている景色を見ることができて、本当に幸せでした。

<We're Growing Up>

2021年2月27日(土)
SKE48劇場
出演:青木莉樺、石塚美月、伊藤実希、鬼頭未来、澤田奏音、杉山歩南、西井美桜、林美澪

セットリスト

OVERTURE
1. チャイムはLOVE SONG
2. 校庭の仔犬
3. ウイニングボール
4. 今 君といられること
5. Doubt!
6. 恋を語る詩人になれなくて
7. 拗ねながら、雨...
8. 渚のイメージ
9. 水のないプール
EN1. ピノキオ軍
EN2.恋落ちフラグ
EN3. We're Growing Up