『孤狼の血 LEVEL2』(©2021「孤狼の血 LEVEL2」製作委員会)

西野七瀬、衝撃作『孤狼の血』続編でスナックのママ役に!「人の頭を叩くのも初めてで本気で叩きました(笑)」

Pop'n'Roll 編集部

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2021.02.04
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西野七瀬が、8月20日(金)に公開される『孤狼の血 LEVEL2』に出演することが発表された。

第42回日本アカデミー賞をはじめ、数々の映画賞を総なめにした映画『孤狼の血』(2018年)。今回、続編の正式タイトルが『孤狼の血 LEVEL2(読み:ころうのち レベルツー)』に決定し、8月20日公開となることが発表された。

同作のタイトルには、前作を超えるほど刺激的で熱狂的な興奮を生み出す映画を作り出すという、白石和彌監督をはじめとする製作陣・キャスト、映画に携わる全員の熱量が込められている。

舞台は前作から3年後。広島の架空都市・呉原市の裏社会を治めていた伝説の刑事・大上章吾(役所広司)亡き後、その遺志を受け継いだ若き刑事・日岡秀一の“その後”が描かれる映画完全オリジナルストーリー。

日岡秀一役は、前作から引き続き、松坂桃李。松坂は、前作で<第42回 日本アカデミー賞>で最優秀助演男優賞、さらに2020年には『新聞記者』で<第43回 日本アカデミー賞>では最優秀主演男優賞を獲得し、実力・人気ともに注目を集めている。前作から脈々と受け継がれる想いを継いで、自身だけではなく本作に関わった全員で『孤狼の血』を超える作品を作っていくという熱い想いを語り、髪をバッサリ切って現場に臨んだ。建物3階から飛び降りるスタントや、カーアクションにも挑戦している。また、松坂は物語面だけではなく、アクション面でもレベルアップした本作への期待が高まるコメントを語っている。

そして、日岡の前に立ちはだかる“悪魔”の男、上林組組長・上林成浩役を鈴木亮平が演じる。2018年大河ドラマ『西郷どん』(NHK)主演や2019年『テセウスの船』(TBS)、2021年4月クールドラマ『レンアイ漫画家』(CX)で主演を務めるなど話題作への出演が続いている鈴木。そんな鈴木が演じる上林は、五十子会(いらこかい)の若中で刑務所出所後に、五十子会上林組を立ち上げて日岡と対峙。上林のキャラクターを表現するため徹底的に役に入り込み、圧倒的存在感で日岡の前に立ちはだかる。

また、強烈な個性を持つキャラクターがさまざまに登場。近田幸太(通称:チンタ)役を演じるのは村上虹郎。日岡のスパイとして上林組に潜り込む緊張感のある役柄を村上が演じる。また、そんなチンタの姉であり、スナック『華』のママ・近田真緒役を演じたのは西野七瀬。清純派なイメージから一転、スナックのママを演じるにあたり地毛を明るく染め、気合十分で本作に参加した。

さらに、呉原市の暴力団・尾谷組の組員・花田優を早乙女太一、尾谷組の若頭・橘雄馬を斎藤工が演じる。前作以上に危険で、武闘派な尾谷組がさらなる刺激を物語に与える。また、殺人事件を日岡とともに捜査することになる広島県警本部・捜査一課の刑事・瀬島孝之役は中村梅雀が担当。瀬島は、前作までに登場してきた刑事たちとは異なる柔和な雰囲気を持っている。そして、広島仁正会という巨大組織を治める会長・綿船陽三役を演じるのは吉田鋼太郎。前作以上のスケール感と組織同士の激しいぶつかり合いに期待が高まる。

コメント

松坂桃李/呉原東署・刑事二課 日岡秀一(ひおか しゅういち)役:
本作の製作が正式に決まったことを聞いた時、ついに前作『孤狼の血』のクランクアップ時に役所さんからいただいて、3年間御守りのように肌身離さず持っていたライターの出番だ!と思いました。キャストやスタッフ全員で、前作を超えるものにする、という熱量を各々が抱いて現場に臨んでいたと思います。コロナ禍の中での撮影で、さまざまな制約があったり、前作以上の激しいアクションに思わず“僕はトム・クルーズじゃないんだから”となりましたが(笑)、今の自分にできうることは精一杯やりきれたので悔いはないです。心強い白石組のスタッフさん、共演者のみなさんに支えていただいたので、最高の作品をお届けできると思います。

鈴木亮平/五十子会上林組組長 上林成浩(うえばやし しげひろ)役:
白石監督からオファーをいただいた際に、“上林を日本映画史に残る悪役にしてほしい”という言葉をいただきました。続編ということに非常にプレッシャーを感じましたが、脚本を読んで、“これはお受けしないわけにはいかない”と強く感じ、挑戦することを決心しました。松坂さんが主役として中心にいてくれるからこそ、本作から参加する私も、思う存分好き勝手に暴れることができました。上林として思いどおりに生きさせていただけて本当に幸せでした。

村上虹郎/五十子会上林組・組員(日岡のスパイ) 近田幸太(通称:チンタ/読み・ちかだ こうた)役:
孤狼の血、続編、格別でした。こんなに愉しい現場は存在してもいいのかと。前作に続き広島の呉という町で日々、僕の目にはしっかり“火花”が視えていました。チンタ、いい役です。というかみなさん、最高です。大いに、幸せな時間でした。乞うご期待。

西野七瀬/スタンド『華』のママ、チンタの姉 近田真緒(ちかだ まお)役:
オファーをいただいた時は何かの間違いなんじゃないかと、とてもびっくりしました。でも本当に嬉しかったので、参加するからにはできること全部やりたいなと思って演じました。髪色もですし、人の頭を叩くのも初めてで本気で叩きました(笑)。真緒という役を演じることで、自分自身も何か変われたらいいなと思い挑戦することができた作品です。

早乙女太一/尾谷(おだに)組・組員 花田優(はなだ まさる)役:
久しぶりの映画の現場が強面の方ばかりだったので、少々戸惑いました。自分は血の気の多い役でしたが、その中でも恐怖を感じることはあるだろうし、そういった人間らしさをリアルに表現しようとしました。また、キャスト・スタッフのみなさんが作り上げてくれた集中した空気の中で、撮影に臨むことができました。

斎藤工/尾谷(おだに)組・若頭 橘雄馬(たちばな ゆうま)役:
前作を観た後の衝撃がすさまじく、どんな役でもいいから出たい!と思い、今回念願叶いました。尾谷組という組織の中で際立つ橘という役をいただき、最高の登場の仕方をさせてもらいました。前作から受け継がれている熱量もあって、この映画は日本映画にとってものすごい1ページを刻む作品だと感じました。

中村梅雀/広島県警本部・捜査一課 瀬島孝之(せしま たかゆき)役:
台本を読んで、人間模様や組織関係がとても緻密に面白く書かれていて、現場がとても楽しみでした。日岡の相棒である瀬島を演じましたが、日岡が実の息子であるかのように接して関係を表現していきました。松坂さんはどんな役も自然体で演じられていて、本当に素晴らしかったです。この映画に出られたことを光栄に思います!

吉田鋼太郎/広島仁正会・会長 綿船陽三(わたふね ようぞう)役:
クレイジーで、エンタテインメントとして抜群に面白い『孤狼の血』の続編に出られると聞いて、ワクワクしましたし、気合いを入れないとと思いました。はじめは役所さんの代わりの役かな?とか思っていましたが、全然違いましたね(笑)。組織のトップという役柄でしたが、貫禄がありつつも、ユーモラスなお芝居もできて、緩急があってとても演じ甲斐がありました。

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