ROSARIO+CROSS[インタビュー]新SG「Birthday」&6周年単独公演への強い想い「この世で1番嫌いな言葉が“現状維持”」

ROSARIO+CROSS[インタビュー]新SG「Birthday」&6周年単独公演への強い想い「この世で1番嫌いな言葉が“現状維持”」

Pop'n'Roll 編集部

Pop'n'Roll 編集部

2021.01.19
  • ポスト
  • シェア
  • ブックマーク

ROSARIO+CROSSが、1月20日(水)に通算11枚目となるシングル「Birthday」を発売する。2021年11月23日(月・祝)に6周年単独公演をしずぎんホールユーフォニアで行なうことを早々に発表し、そこへ向けた活動の最初のアクションとなるのが今回のシングル。本記事では、メンバーが本作に込めた想いについて語ったインタビューをお届けする。

取材・文:長澤智典

シングル「Birthday」

表題曲「Birthday」は、チャーミングなメンバーたちが揃ったROSARIO+CROSSらしい、5人の可愛らしさと天真爛漫な性格が投影されたポップチューン。“今日から新たな君のスタートよ”と歌う「Birthday」には、ある想いが込められている。

Mimu:
“Birthday”と聞いたら、誰かの誕生日を1番に思い浮かべると思うんですけど。この曲の“Birthday”は、“毎日が、1日1日が違っていく特別な日”という意味になっています。1人ひとりそれぞれ違う1日があるし、同じ日は2度と戻ってこないので、毎日毎日を大切に過ごしてほしいという想いをこの歌には込めていますし、とても可愛い楽曲にもなっています。2020年は思うように活動できない時期もありました。それでも、シングルの「EASY EASY」を発売し、ニューシングル「Birthday」の発売のお知らせも昨年中に伝えることができた。また昨年末には5周年の単独公演をホールで、しかも3年連続で開催することができたという幸せを感じています。アイドル活動をしていく中、私たちは一般の子とはちょっと違う日々を過ごしていて、特別な日々だなぁと思えているので、その気持ちを歌に投影しています。

Mimu

また、アコギを軸に据えた生演奏が印象的で、“未完成でもいい 自分のホントを信じて 愛して 描いていこう このまま この場所で”と歌詞を綴った「書きかけのペーパーバック」には、今の5人の未来へ向けた等身大の心模様が記されている。

Yuri:
“書きかけのペーパーバック 未完成でもいい”という歌詞があるように、みなさんにも“これから頑張っていけばいい”、“これから前を向いていけばいい”と思って聴いていただけたらなと思います。これから頑張っていけば、絶対にいい未来が待っていると、この歌を聴くたびに私たちも思えています。ROSARIO+CROSS自体も、このメンバーになってから1年経っていないですし、今まで築き上げてきたROSARIO+CROSSの良いところを伸ばしつつ、新しいROSARIO+CROSSも見せながら変化や進化をしていけたらなと思います。

Moeko:
人間誰しも生きていると自分に自信がなくなる時や、これからどうしていいのかわからなくなるなど、壁にぶち当たることが絶対にあると思うんです。自分を認められなくて、自分を大切にしてあげられなくなっちゃう時だってあると思います。そういう時ほど自分のことを1番にわかってあげられるのも、自分のことを1番に愛してあげられるのも自分自身なんですよね。前を向いていくためにも自分を理解して、1歩ずつでも頑張っていこうねという想いを、みなさんへ伝えられるように。今はまだ未来へ向けた道の途中でも、これからのためにも頑張りましょうという気持ちも込めて、私たちは「書きかけのペーパーバック」を歌っています。

Rena:
歌詞を読んでいくと、小説にできるんじゃないかくらいのレベルで本当に深い内容。“時間を止めてたら”や“冷静に次の一歩を踏み出してたかな”という歌詞など、今までの自分の人生に重なるところが本当にたくさんあるから感情を込めやすい歌です。だからこそ気持ちを深く込めてこの曲を歌っているし、みなさんに聴いてほしい気持ちが強くあります。

Yuri
Moeko
Rena

昨年は活動にもどかしさを覚えていたこともあり、今年はできる環境の中で最大限の挑戦をしようと、ROSARIO+CROSSは今後2年間の決意を早々と表明した。

最後に、これからのROSARIO+CROSSについての言葉も伝えたい。

Yuwa:
2020年にRenaちゃんがROSARIO+CROSSのメンバーに入り、新体制でスタートしたんですけど、コロナ禍によって活動できない状態が長く続きました。その悔しさもあり、2021年は、私たちにとっても挑戦の場になるしずぎんホールユーフォニアでデビュー6周年の単独公演を11月23日に行なうことを先に決めました。そこは、2020年に行なったホールよりも大きな会場になります。広い会場だからこそ、11月23日までに、ROSARIO+CROSSを好きになってくれる人を増やしていけるように戦略を仕掛けていく意識で進んでいきます。さらに高い目標として、静岡市民文化会館という、静岡の人なら誰もが知っている会場であり、有名なアーティストさんがよくライブをしているホールでワンマン公演ができるようになりたいという大きな目標も実は掲げています。7周年公演を静岡市民会館で行なえるようになるまで、まずはこれからの2年間で成長していきたいです。

Yuwa

メンバーのMoekoが“この世で1番嫌いな言葉が「現状維持」。毎日毎日、1分1秒無駄にせず、進化していけるようにこれからも頑張っていきたいです”と語っていたが、その発言は、メンバー全員の総意だろう。

1月20日に発売するシングル「Birthday」は、ROSARIO+CROSSの長い計画の最初の1歩目。しかし、その一歩をどう踏みだすかが今後を左右することもメンバーたちはわかっている。だからこそ、ROSARIO+CROSSらしさと、自分たちの心の声を、5人はシングル盤の中へ詰め込んだ。

本作はもちろん、これからのROSARIO+CROSSがペーパーバックに綴る新しい物語にも注目していきたい。

次ページ