かみやど[インタビュー後編]約束の場所O-EASTへの決意、そしてその先へ「この6人で大きな舞台に立ちたい……この6人ってことに絶対に意味があると思うので」 かみやど 2021年インタビュー後編
鈴木 健也
Pop'n'Roll Editor in Chief(編集長)
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試練の1年となった2020年を経たかみやどの現在地とこれからを探るインタビューの後編。コロナ禍で活動が制限される中、メンバーの石綿なこが充電のため活動休止をした昨年の下半期を振り返った前編に続き、今回は1月1日に公開した新曲「キセキの唄」のMV撮影や、1月20日のTSUTAYA O-EAST公演の見どころ、そして今年の目標についてメンバーにじっくり語ってもらった。6人での活動を再開し、グループとしての結束をこれまで以上に高めたかみやどの未来に向けた想いの強さをお伝えしたい。
編集協力:村田誠二
“もう1回6人で頑張ります!”っていう意思表明の曲です(藤田)
──かみやどは、1月から6ヵ月連続新曲リリース配信という形で、楽曲追加型のミニアルバム『HRGN FINAL』を発売します。1月1日にリリースされた「キセキの唄」は、とてもエモーショナルなロックナンバーですね。
藤田:
なこちゃんが活動休止から戻ってきて6人になって初めての曲になりますけど、歌詞に“星が6つ集まり”って表現が入っていて、やっぱり6人でしか歌えない曲だなと思いました。昨日振り入れしたばっかりですけど、すごく熱い感じで、私たちが“もう1回6人でこれから頑張ります!”っていう意志とか覚悟が、この1曲でファンの方に伝わるんじゃないかっていう意思表明の曲ですね。
──確かにそうですね。この歌詞は、主語が男性になっていますよね?
藤田:
“俺”になってますね。なんで“俺”なのか、理由は聞いていないですけど、“俺”の方が力強くて熱い感じがより伝わるのかなと勝手に思ってます(笑)。
──(笑)。MVでは、古い駅舎や電車を印象的に使っていましたが、印象に残っているシーンは?
藤田:
私、電気が通ってなくてアイロン使えなかった想い出しかない(笑)。
全員:
あはは(爆笑)。
桜木:
だから、家でセットしてきた髪形を崩さないように、移動中も寝られなくて(笑)。
辻:
私は、最後の方で夕陽をバックに6人で歩くシーンがあるんですけど、日の入りが早くなってて、夕陽が綺麗に撮れる時間に間に合わせないといい映像が撮れないってことで、けっこうみんなで急いで準備したのが印象に残ってます。
高田:
ももは海が好きなんで、海で撮れたのが嬉しかったです。
──電車のシーンも含めて1日で撮ったんですか?
萩田:
はい。
──それは、かなりタイトな撮影だったんですね。
藤田:
朝も早かったですし。
萩田:
夕陽のタイムリミットもあって。
藤田:
電車も“実際の電車が出発してから終点に到着するまで何分間しかありません!”って感じで、ソロカットも“はい次、はい次!”って(笑)。
萩田:
外のロケで移動しながら撮るのは初めてでしたし。