26時のマスカレイド[新春インタビュー後編]新たな冒険に出発する5人が示す羅針盤「去年はスタッフさんが頑張ってくれた部分も大きかったので、今年は私たちの力で結果を残したい」

26時のマスカレイド[新春インタビュー後編]新たな冒険に出発する5人が示す羅針盤「去年はスタッフさんが頑張ってくれた部分も大きかったので、今年は私たちの力で結果を残したい」 26時のマスカレイド新春インタビュー後編

鶴岡 舞

Pop'n'Roll Editor(編集者)

2021.01.02
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26時のマスカレイドが登場するPop’n’Rollの新春特別インタビューの後編。昨年の振り返りをテーマにした前編に続いて、今回は、2021年1月〜2月に大阪、愛知、東京で開催する有観客ライブ<26時のマスカレイド スペシャルライブ ~ニジマスアドベンチャー~>や、1年間の目標について話を訊いた。変化とともに快進撃を見せた2020年を経て、今年、26時のマスカレイドはどのような活動を展開しようとしているのか? 今、5人が胸に抱くニジマスへの想いをお伝えしたい。

撮影:西槇太一
編集協力:竹内伸一

26時のマスカレイド新春インタビュー後編

私たちはいつもどおり(江嶋)

――2020年はコロナ禍で思うような活動ができなかったと思いますけど、それでも、2月には『26時“ちょい前”のマスカレイド』の放送が始まり、6月には中村さんが入り、10月にはドラマがあって、初めてがいっぱいあった1年だったと思うんです。2020年を振り返ってみて、コロナ禍だからこそ成長したなと感じる部分はありますか?

森:
うーん、よくも悪くもずっと一緒。私たちの中で、その前の年とここが変わったよねっていう部分って、特になくて。毎年、そういうことを感じたことがない。

江嶋:
果蓮が入ったけど、でも別に普段とそんなに変わってないし。

――確かに、中村さんはすごく自然にいますよね。

江嶋:
そうなんですよ。周りから“大きくなったね”、“勢いがすごいね”とか言われて、“ああ、そうなんやぁ”って思うくらいな感じです(笑)。

来栖:
“こういうところで曲を聴いたよ”とかね。私自身、生活する中で、自分の曲を耳にすることが増えました。お店屋さんに行っても流れているし、友達から“ビジョンで流れてた”って映像が送られてきたりとか。“えっ、そこで流れてるの!?”みたいなこともあるし。カラオケに行って、“何を歌おうかな”って選んでいたら、“♪あなたも~わたしも〜♪”って「二人だけの初めてをもっと」が流れてきて(笑)。自分たちはいつもどおり“頑張ろうね”ってやってきたんですけど、知らないところで、いろいろなところへ進出させてもらった気がします。知らないところでテレビに出ていることも多くって。“えっ、これ、出てたの!?”みたいなことがよくあります(笑)。

森:
ファンの人のタグ付けで気づいたり、自分が夜ふかししてゲームをしてて、テレビを観ているわけじゃないんだけど、流していたら自分の声が聞こえてきて“えっ!?”ってなったり。そういうことが最近は本当に多くて(笑)。

来栖:
知らないところでそうやって広がっているのは、ありがたいなって思います。ファンの方がそれを観て、喜んでくれているのも嬉しいし、家族や友達が“観たよ”って言ってくれるのも嬉しい。こういう時期なので、個人的にはちょっと停滞というか、やりたかったライブもできなかったですし、お客さんをたくさん入れてライブしたりもできないし、満足できたわけではなくて、どうしようって不安に感じたりもしたんです。でも、“あ、やっていて大丈夫なんだ”って安心はしました。

――それってきっと2019年だったらできていないことだと思うんです。2020年を迎えて、みなさんの実力が上がったからこそ、今の状況なのではないかと。でも、自分たちの中では自覚はない?

森:
ないですよ。周りの環境は変化していて、“新しいレーベルを設立して、関わるスタッフの方が変わってきているな”というのは感じていますけど、私たちが何かをしたから変わったというものではないと思う。

江嶋:
私たちはいつもどおり(笑)。

――ニジマスの魅力がより広く伝わったからということなんでしょうね。

森:
そういうことなんですかねぇ。

江嶋:
まぁでも、2020年は忙しかったよね。

来栖:
忙しかった(感情を込めて)!

江嶋:
自粛期間の時は、週に1回ラジオを録るくらいだったので……。

森:
終わったと思ったよね。

江嶋:
マジで終わったと思った。ライブもなくなるし。でも、新メンバーオーディションくらいからドタバタで12月まで来た感じです。

来栖:
気づいたら12月だったよね。

江嶋:
コロナでみなさんの前に出るのは、去年よりは少なかったですけど、グループとしての稼働はめちゃめちゃしてたんですよ。よかったなって思ってます、仕事がなくならなくて(笑)。

江嶋綾恵梨(26時のマスカレイド)
森みはる(26時のマスカレイド)

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