さくら学院[配信レポート]聖夜に10周年記念ソング「Thank you...」を初パフォーマンス!配信ライブ開催
Pop'n'Roll 編集部
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さくら学院が12月24日にクリスマスライブ<10th Anniversary さくら学院☆2020 〜Happy Xmas〜>を配信した。さくら学院がクリスマスライブを行うのは、2019年に続き2度目。当日はサプライズメッセージあり、クリスマスソングあり、ダンスパフォーマンスあり、12月8日に配信リリースされたばかりの10周年記念ソング「Thank you...」の初パフォーマンス披露ありのスペシャル感満載のメニューで聖なる夜を彩った。到着したレポートをお届けする。
さくら学院からのクリスマスプレゼントは、オープニングから胸熱だった。開演前の影アナを務めた野崎結愛、木村咲愛の“ユメキア”コンビが、開演中の注意事項を読み上げ、“盛り上がる準備はいいですかー?”とライブに向けて元気よくテンションを上げたところで“ライブに行く前にプレゼントがあります。まずはこちらのVTRをご覧ください”と、いつもとは違う前振り。
VTRに登場したのは、2015年度卒業生の磯野莉音、大賀咲希、白井沙樹の3人。こういう形で卒業生がさくら学院の公演に登場することはこれまでになかったことで、画面の向こうの父兄(さくら学院ファンの呼称)達もきっと驚いたことだろう。ライブ中のMCで白鳥沙南も“初めて見たのですごくビックリした”と語っていたので、メンバーにとってもサプライズだったようだ。
磯野はさくら学院での思い出と感謝の思いを、大賀は初代教育委員長として大切にしていたことについて、白井は一番印象に残っているエピソードについて語った。メッセージの最後を飾った白井は、途中でさくら学院の白いTシャツ姿に変身。“フラッグの準備はOKですか? 卒業生と一緒にライブを楽しみましょう!”とピンクのフラッグを振りながら士気を高めた。
卒業生からの熱いバトンを受け、スタートしたクリスマスライブは「FLY AWAY」からスタート。ステージの左右に鎮座する大きなクリスマスツリーの前で、躍動感溢れるパフォーマンスを見せるメンバー。
続く「チャイム」で感じたのは、野中ここな、白鳥の中3の2人が、歌、パフォーマンスともにチーム全体を引っ張っているということ。2020年度メンバーでのライブ自体、今回で2度目だが、その成長ぶりはとても頼もしく思えた。
最初のMCでは好きなケーキをあげながら自己紹介。フルーツケーキやショートケーキ、チョコレートケーキなど、美味しそうなケーキの名前があがる。そんなクリスマスケーキを食べながら、この公演を楽しんでいる父兄もいたことだろう。“今日はクリスマスイブということで、みなさんケーキとかチキンで楽しんでいただけてますか?”と八木美樹が画面の向こう側へ語りかける。“今日はクリスマスイブなので、みなさんと夢のような時間を過ごしたいです!”と白鳥が締めくくると、野崎の“Hello!”の掛け声から「Hello!IVY」へ。途中の間奏では、“父兄のみなさん、フラッグの準備をお願いします”と右に左に、上、下と音楽に合わせて振り方を指南。その声と一緒にさくら色のフラッグを振る父兄たちの姿が目に見えるようだ。
軽快なポップチューン「Song for Smiling」では、リズミカルなハンドクラップダンスで笑顔を見せた。クリスマスベルの音が流れ、カメラがステージに降りると、サンタやトナカイ、雪だるまのコスチュームを身につけたメンバーが、さくら学院のクリスマスソング「Merry Xmas to you」を披露。8人でのコーラスワークも聴きどころだ。
ここでメンバーは、サンタクロースにお願いしたいことを一人ずつ披露。戸高美湖は「レッスン靴」、佐藤愛桜は「キャリーバッグ」、野中は「キャンピングカー」、八木は「レッスン着」、木村は「大きな熊さんのぬいぐるみ」、野崎は「文房具」、田中美空は「勉強机」、そして白鳥は昨年に続き「すごい頭脳」と語った。この配信ライブは31日までアーカイブが残るため、ぜひ観てほしいというおすすめポイントを野崎と田中が挙げたので、これからアーカイブをご覧になる方はぜひチェックしてほしい。野崎からは“「Hello!IVY」の「Hello!」を今年歌わせてもらっていて、そこで旗を振ったりして自分らしくアレンジをしたのでそこを観てほしいです”、そして田中からは“「Song for Smiling」の最初と最後に縦に2列で並ぶんですけど、毎年身長の大きい2人がやっていて、そこを私と(八木)美樹がやってます。初めて一番前に立てて嬉しかったのでそこを観てください”とのこと。
“後半戦盛り上がっていきましょう!”と、元気よくスタートしたのは「FRIENDS」。間奏のジャンケンポンは、円になったメンバーを1人ずつ映していくカメラワークで、もれなく全員とジャンケンをしたような感覚を味わえた。
メンバーそれぞれの表現力の豊かさに感嘆したのは、動物の生態を歌う「アニマリズム」。様々な動物の特徴を表したパフォーマンスを表情豊かに見せた。
そして、笑顔から一転、クールな表情を見せたのは椅子を使ったダンスパフォーマンス「Let’s Dance」。ドラムンベースのサウンドに乗せた8人のダンスは、切れ味鋭く、シンクロ率も高い。
興奮冷めやらぬ中、流れたのは「Music Video Diary」。2010年度「夢に向かって」から2019年度「#アオハル白書」までの全MVが流れる。代々歌い継がれてきた名曲たちと共に、懐かしい面々を観ながら、感慨に浸っていた。
VTRが明けると、10周年記念ソング「Thank you...」を初パフォーマンス。過去曲のタイトルが散りばめられた歌詞と、「ありがとう」のリフレインが心に染みる。10年間支えてくれた父兄たちへ、そして同じ時を共にしたメンバーへ。それぞれの思いを乗せて笑顔で歌う姿が印象的だった。
“さくら学院はたくさんの方々に支えてもらいながら10年を迎えることができました。今回は2020年ラストのライブになったんですけど、もっともっとさくら学院を盛り上げていきたいなと思います”と、野中が今の思いを語った。
そしてラストナンバー「夢に向かって」へ。10年間、それぞれの夢に向かって突っ走ってきたさくら学院をそのまま表現したナンバーだ。曲中、戸高が“クライスマスライブ、父兄のみなさんととても素敵な思い出を作ることができました。最後まで最高のパフォーマンスを届けたいと思います。メリークリスマス!”とメッセージを届けた。歌い終わり、キリッとした表情でフラッグを振り下ろすのを見ると、いつもながら充足感が沸いてくる。“今日は観てくださって本当に本当にありがとうございました。以上!さくら学院でした。バイバイ!”といつも通り締めくくると、“メリークリスマス!”“よいお年を!”とフラッグを振りながら口々にメッセージを残し、2020年ラストライブは終了した。
10周年記念ソング「Thank you...」を携え、たくさんの“ありがとう”を届けに2020年度さくら学院は2021年8月のラストまで駆け抜ける。その足取りはとても力強い。このクリスマスライブは、そんな確かな成長ぶりを見せてもらったステージだった。
本ライブのアーカイブ映像は、2020年12月31日(木)23時59分までの視聴が可能となっている。