コレって恋ですか？［ライブレポート］前身アイドルグループの楽曲カバーをサプライズ披露！ 恋遙ひよりは涙＆喜びを語る

約8ヵ月ぶりとなる今回のライブは、コレ恋とコレコレがツイキャスとYouTube Liveにて配信してきた24時間リレー放送のフィナーレとして行なわれたもの。

これまでコレ恋の定期イベントで行なわれていた企画コーナーは一切実施せず、既存全楽曲とMCのみで構成する“ガチ”でパフォーマンスを見せるライブというコンセプトで、“ガチ恋ライブ”と銘打って開催された。

初披露となる「Overture」でファンの期待を煽る中、舞台に誰も登場しないと思いきや、画面には客席にいる小羽空まいが登場。「#コレ恋って？」ではお馴染みとなっている早口口上を合図に、勢いよくライブをスタートさせた。

「#コレ恋って？」は、各メンバーのキャラクターにスポットを当てた、グループにとって名刺代わりの1曲。ソロパートに合わせ、曲調も目まぐるしく変化するダンスナンバーだ。

続いて披露したのは配信が大好きな人の気持ちを歌った「ストリーミングラバーズ」。ステージの上手、下手に設置されたカメラに向かってメンバー6人が視線を送る。間奏では、小羽空が蒼唯みもに“コレ恋チャレンジ”として「#コレ恋って？」の冒頭の口上を振り、蒼唯がハニカミながら辿々しくもチャレンジする一幕も。

ソシオパスな性格で空回りをし続ける女性を歌った「ボンバーガール」は、この日がライブ初披露。ユニークなデジタルサウンドに、恋遙ひよりをメインとしたあざとい歌詞パートで多くのファンの心を掴んでいく。

怒涛の3曲連続パフォーマンスのラストとなるのは、デビュー曲の「友達以上恋愛未満」。お披露目ライブから約1年が経過し、確実に成長しているメンバーのパフォーマンスにコメント欄では賞賛の声が上がっていた。

MCコーナーでの24時間リレー放送の振り返りでは癒愛みうちが、蒼唯と小羽空が行なった1人かくれんぼ企画を話題に挙げ、蒼唯が断末魔にも似た叫び声を再現した。

後半戦は、タオルをサビで派手に振りまわすライブチューン「show / do!」からスタート。そしてわずか3日間で制作されたドキュメントMVが記憶に新しい最新曲「くたばる or サバイバル」へと続き、これまでになかったダイナミックなダンスでグループの新境地を見せつけた。

その後のMCで恋遙は、今回が年内最後のライブであること、2020年はファンと会う機会が少なくなってしまったことを振り返りながら、2021年4月16日に新木場STUDIO COASTで開催するコレ恋史上最大規模のワンマンライブをアナウンス。“この1年でネットにめっちゃ強くなったので、4月になったらリアルではもっと強いはずなんです”と、来春に控えたワンマンライブに向けての意気込みを示した。

ラストはコレ恋・コレコレの配信でもおなじみのエレクトロポップ「ライフビューイング」を披露。“離れてたって画面越しに繋がっている”という内容の歌詞は、24時間リレー放送のフィナーレを締めくくるのに相応しいものだった。

メンバーがステージを去りライブ終了と思いきや、コレコレソロ楽曲の「炎上パンチ」が突如流れはじめ、コレコレが黒のマントを羽織ってサプライズ登場。

自身も約6時間参加した24時間リレー放送をひとしきり振り返った後に“最後この曲で締めたいと思います。それでは聴いてください。「ステンダ」！”と、マントを脱ぎ捨て、背後で密かにスタンバイしていた6人と「ステンダ」を初披露した。

この楽曲はコレコレが以前プロデュースしていた前身アイドルグループのデビュー曲で、長きにわたる関係者とのやり取りの末に、晴れて歌えることとなった念願のカバー曲。

コレコレにとっても、ファンにとっても想いの詰まった楽曲の解禁に、コメント欄は驚きと感動で溢れかえった。楽曲やダンスはコレ恋に合わせてリアレンジされ、白を基調として6人のメンバーカラーが映えるオマージュ衣装も初公開となった。

さらに、披露したばかりの「ステンダ」のMVがこのタイミングでYouTube公式チャンネルを公開。オリジナルMVに忠実なパロディ的作品となっている。

まさかの「ステンダ」カバー初披露を終え大盛り上がりのコメントが流れる中、前身アイドルグループのメンバーであった恋遙は、ラストのMCでこの楽曲をまた披露できたことに対して涙を流し、喜びの気持ちを語った。

そのほか、12月24日にコレ恋の新グッズをオンラインで販売開始することも発表。また、すでに告知されている通り、コレ恋は2021年1月1日に前作から約4ヵ月ぶりとなる2ndシングルのリリースを控えている。

メンバー同士はもちろん、ファンとの絆も強くなった今回の24時間リレー放送。コレコレがMCで強調していたように、コロナ禍においてもネット上でグループの魅力を存分に発信できることを提示してみせたライブ配信となった。