田中美海、芹澤優、若井友希、本泉莉奈[イベントレポート]「『やくも』をバズらせたい!」『やくならマグカップも』特別会見より

田中美海、芹澤優、若井友希、本泉莉奈[イベントレポート]「『やくも』をバズらせたい!」『やくならマグカップも』特別会見より

Pop'n'Roll 編集部

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2020.11.30
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アニメ『やくならマグカップも』のメインキャストとなる田中美海、芹澤優、若井友希、本泉莉奈が、11月29日(日)に作品の舞台となる岐阜県多治見市役所にて特別記者会見<『やくならマグカップも』特別会見>を開催した。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。

特別記者会見には、主人公・豊川姫乃役の田中美海、久々梨三華役の芹澤優、成瀬直子役の若井友希、青木十子役の本泉莉奈、古川雅典市長が登壇。

会見冒頭、多治見市長の古川が、2021年4月からの放送が決定していることに対して、“来年は日本も多治見市も、大きく飛躍し楽しい年にしたい。多くの多治見市民、特に中学生、高校生にPRして『やくも』を多治見から発信したいです”と熱意と決意を持ったコメントをした。

田中美海は“一緒に多治見を盛り上げられるように頑張ります!”と笑顔で挨拶をし、芹澤も“多治見市を応援できるように頑張ります!”、岐阜県出身の若井は“岐阜出身者としてもたくさん盛り上げていきます!”とアピール。本泉は“多治見の素敵なところはまだ勉強中ですが、魅力が詰まった町なので微力ながら多治見と陶芸の素晴らしさを広めていけるように頑張ります”と話した。

TVアニメ化されると聞いた時や原作を読んでの感想を聞かれた古川市長は、10年間フリーペーパーで発行されている原作のことやアニメ化された経緯を語り、“多治見の人々の熱意と陶芸の魅力、そして人と人との出会いが重なりアニメ化が決定したので、このチャンスをものにしたい”と、多治見を舞台にした原作がアニメとなることを改めて喜んでいる様子を見せた。

田中は原作の感想を“陶芸は私にとって身近ではなかったのですが、作中の女の子たちが賑やかで楽しそうに陶芸をしていく姿を見て、陶芸を体験してみたいと思いました”と、作品を読み始めた頃の気持ちを思い出しながら話した。

芹澤は、姫乃とお父さんの関係、三華と十子の関係に泣きそうになったことなどを語り、さらに自身も“父にプレゼントとして世界に1つだけの私が作った陶器をプレゼントしたことがあります。陶芸は触った手触りもよくて、温かみもあって、気持ちまで温かくしてくれます”と、原作だけではなく陶芸の魅力も述べた。

若井は、“岐阜県多治見市ならではのゆったりとした時の流れや、高校生の日常をそのままリアルに描いているところなどにも作品のよさがあります”と出身地ならではの感想に。

本泉は“グルメや歴史も詰まっていて、陶芸をわかりやすく説明してくれたりして、女子高校生たちがほのぼのしているだけではなく、陶芸などの文化も勉強できる素敵な作品です”と感想を口にした。

本作は、原作をもとにしたストーリーがアニメで展開していくAパートと、主演の4人よるアニメに登場する多治見市の見どころや、ご当地グルメの紹介、陶芸体験などの実写のBパート「やくもの放課後」で構成。田中が“全編にわたってカメラが回っていない時のように4人とも変わらず、いつもの様子が切り取られていると思います。多治見市は素敵な場所がいろいろあって楽しめるので、観た方は絶対行きたくなると思います!”と現在撮影中である4人でのロケの様子を振り返りながら、実写パートの見どころや魅力を代表して語った。

さらに、実写パートで行った多治見市のお気に入りの場所を聞かれると、本泉は多治見市モザイクタイルミュージアムを挙げ、“タイルのお菓子は可愛くて映えました!”と、女子視点でのポイントも挙げた。田中は初めてモーニングを体験したことも明かし、小倉トーストの美味しさやカフェがおしゃれだったことなどを述べた。

陶芸にまつわる想い出の話になると、田中は“普通の難しいの遥か上を行く難しさでした。集中していても難しくて先生が直してくださるのですが、すぐに形が変になってしまうので先生ってすごいなって思いました。どうやったら上手にできるのかを考えながらも、土と向き合う時間はあっという間に過ぎていく、素敵な体験でした”と陶芸の魅力を語った。

若井は“人生初の陶芸は楽しかったけど、ノリだけじゃ難しく体験しないとわからないことがたくさんありました”と陶芸の難しさを振り返り、芹澤は地元の高校の陶芸部にロケに行ったことを思い出しながら“学生さんたちは職人のように物づくりのプロでカッコよかったです。全国で賞を獲った作品を見させてもらいましたが、独創的で素敵でした”と多治見市の高校生たちと交流したことも明かした。

アニメ、実写合わせて作品の見どころを質問されると、田中は“アフレコはまだ始まっていないのですが、(自身が演じる)姫乃は多治見に転校してきた役なので、同じ視点で楽しめます”と初心者でも一緒に楽しめることを伝え、芹澤は中学生のころから声優になりたかったことも明かしながら、“学生さんなど若い方たちも含めて地域を盛り上げられるような、アットホームな作品にしたいです!”とアフレコへの期待も語った。

若井は“地元×アニメは最強です! 聖地巡礼したくなります。AパートもBパートもわかりやすく伝えられるように頑張ります。聖地巡礼してほしいです!”と岐阜県出身者として地元への愛も口にした。

本泉は“多治見市を知っている人は共感してほしいし、知らない人はアニメを入口にして興味を持ってほしい。陶芸や多治見の新たな魅力がわかるし、姫乃が陶芸を始めるところからアニメもスタートするので、同じ立場で入り込みやすいと思います”とたくさんの人に観てほしい想いをコメント。

古川市長も“このアニメで多治見市を日本中に知ってもらい、聖地巡礼をしてほしい。多治見だけではなく陶芸を中心にして発展してきた東美濃と呼ばれる土岐、瑞浪、可児も含めて全体が盛り上がるようにしていきたい。これからが楽しみです。聖地巡礼が始まってたくさんの人がいつ来てもいいように準備をしています”と明かした。

最後の挨拶で、本泉は陶芸や多治見での体験を通して“(仕事で来ているのですが)息抜きをたくさんさせてもらえて、心が洗われるようでした。これから陶芸と多治見の魅力を伝えていきたいです。頑張ります!”と話し、若井は“2021年『やくも』をバズらせたい!!!!!”と気合い十分の意気込みを語り、芹澤も“東京生まれ、東京育ちで故郷というものに触れてこなかったのですが、多治見は我が故郷のように好きになったので、多治見のよさをみなさんに伝えたいです。バズらせましょう!”と笑顔で元気いっぱいにアピール。田中は“これからのアフレコでも多治見や陶芸の魅力が思う存分に伝わるように頑張ります”と落ち着いた様子で主人公の貫録を見せた。

古川市長は、多治見市を含む中部エリアではCBCテレビでの放送が決まったことを報告。“アニメを観て、行ってみたいと思ったら来てほしい、期待を裏切らないように多治見市も準備します!”と地域一丸となって、さらに盛り上げていくことを登壇者それぞれが誓い、会見は幕を下ろした。

左から、芹澤優、田中美海、若井友希、本泉莉奈、古川雅典市長

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