純情のアフィリア[ライブレポート]ワクワクする冒険へ! 改名後3度目のワンマンツアー開幕「ここから歴史を刻んでいきます」
Pop'n'Roll 編集部
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純情のアフィリアが、11月21日に横浜BAYSISにて、<純情のアフィリアワンマンツアー2020「RE:QUEST-君と魔法のエトランジェ-」>の初日公演を開催した。同ツアーは、純情のアフィリアに改名してからは3度目のワンマンライブツアー。本記事では、現在YouTubeでMV公開中の新曲「奇跡と魔法のクロニクル」など19曲を披露し、大盛況に終わった初日夜公演のオフィシャルレポートお届けする。
純情のアフィリア<純情のアフィリアワンマンツアー2020「RE:QUEST-君と魔法のエトランジェ-」>(11月21日横浜BAYSIS/夜公演)
厳かなBGMが流れる中、静かに1人ひとり立ち位置につくメンバーたちが、観客、そしてライブストリーミングで視聴している画面越しのファンの期待を煽っていた。
幕開けを飾ったのは、「Spark In My Heart〜世界が終わるとしても」。“あした世界が終わるとしても きっと僕らは唄い続けてるよ”と、今の情勢を映すかのようにメロディアスに歌い始める。
続いてのナンバーは爽やかに弾けるポップチューン「はじめてのSEASON」だ。“これから始まる全国ツアーをファンのみんなと一緒に楽しみたい”というメンバーの気持ちと重なる歌詞に期待が膨らむ。歌い終わると、1列に並び元気に挨拶し、このツアーへの想いを語っていった。
桜田アンナの“ここから歴史を刻んでいきます”という力強い決意を合図に「残酷のバベル」がスタート。“どんな明日でも想うのだろう この瞬間共にした事を失う怖さその勇気さえこの仲間が支えてくれたんだ”という歌詞を情景たっぷりに歌い上げていく。
続く「未来が私を待っている」では“世界中幸せを祈ってる… どんな日も迷うことはない 未来が私を待っている”と世界中に祈りが届くように歌声を響かせ、「プリンセスとカエルの魔法」ではさまざまな表情をコミカルに見せ、観客を魅了していた。
そして、「ニーハイ・エゴイスト」では、発声での声援ができない代わりにオーディエンスが一緒に振付を真似し、序盤からフルスロットルで一体感を作り上げていく。
リーダー・渚カオリによる“まだまだいくよー!!”という掛け声とともに「SURVIVE!!」へ。小悪魔な魅力を披露し激しいダンスで魅せる。勢いそのままに“まだまだ盛り上がれますか!!”と夏目ベールのシャウトから「純情 Myself」へと流れ込む。会場は拳を振り上げ一体となり、フロアの温度を高めていった。
そして、桜田アンナ、葉山カナ、寺坂ユミによるトークを挟み、セレクトコーナーへ。
渚カオリ、優希クロエ、東城アミナによる「ココロノヒカリ」、雨森セラ、夏目ベールによる「ルミナスの泉」、桜田アンナ、葉山カナ、寺坂ユミによる「約束のあの空の果てへ」をそれぞれの個性を活かしたカラフルなステージを展開した。
今回のツアー企画コーナーとして始まったメンバープロデュースコーナーでは、桜田アンナが「Like? or Love?」を披露。ソロパートの多い曲の特徴を活かし、メンバーのモノマネを各所に入れ込みつつイタズラ心たっぷりにパフォーマンス。
なお、昼公演では、雨森セラプロデュースによるメンバー全員での「WordWolf」ゲームを実施。通常ワードとウルフワードがランダムに入った箱の中からお題を1人1枚引き、キーワードに沿った話題を話しながらウルフワードを引いた犯人を捜していくゲームだ。雨森セラ、夏目ベールがウルフワードを引き、雨森セラが1人勝ちして観客の笑いを誘っていた。
純情のアフィリアでは公式YouTubeでも定期的にバラエティゲームを更新しており、この後のツアーでもバラエティに富んだ内容となること必至のメンバープロデュースコーナーも見どころとなっている。
ここでのトークコーナーでは、今回初お披露目となったピンクシフォンを基調にした新衣装についてお気に入りポイントを語り、ツアーのテーマソングとなる新曲「RE:QUEST」を披露。“夢へと辿り着く道は幾つもある 一歩ずつ進んでゆこう!”とこれから始まるワクワクする冒険への序章を感じさせるメロディとともに歌い上げていた。
どんな未来も一緒にずっと歩いていこうと熱い想いがこもった「Everlasting Friends」、甘い魅力を振りまく楽曲「魔法のチョコレート伝説」に続き、夏目ベールが“騒げー!!”とシャウト。2020スペシャルイントロver.で「スキハ無敵」へ。“Say!”、“Ha!”軽快な掛け声に合わせ、発声NGのオーディエンスはダンスで想いを込め熱量を伝える。
「それだけが、生きる意味なんだ」では生きる意味、想いを証明するかの如くオーディエンスの感情を揺さぶり、「Lost In The Sky」へ。人気ナンバーのドロップに観客の熱量は最高潮に。
そして、本公演ラストの曲となる「Embrace Blade」では、“ヤミを照らし進もう過去よりたしかな紲で……”とどんな状況も明るく照らし、キズナの力で進んでいこうと熱い思いを胸に歌い上げて、ライブの幕を降ろした。
記念すべき初日の夜公演は、ライブやファンに会える機会が制限される現状の中、世界の平和を願い、1歩1歩進んでいこうという元気を与えるメンバーの熱いメッセージが込められた熱量のあるステージとなった。
なお、毎回異なるセットリストにて展開されていく今回の全国ツアー。初日は昼夜公演でもセットリストが異なり、まったく違う雰囲気を体感することができた。これから始まるツアーにも期待したい。
ツアー情報
<純情のアフィリア ワンマンツアー2020「RE:QUEST-君と魔法のエトランジェ-」>
▼11月21日(土):横浜BAYSIS 終了
▼11月23日(祝):長野市芸術館アクトスペース 終了
▼11月28日(土):名古屋ボトムライン
▼12月6日(日):大阪 BANANA HALL
▼12月26日(土):大手町三井ホール(ツアーファイナル)
▼2021年1月11日(月祝):沖縄ガンガラーの谷(エピローグ)
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