大阪☆春夏秋冬[ライブレポート]高度なパフォーマンスからお笑いまで多彩なステージングで魅了!
Pop'n'Roll 編集部
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大阪☆春夏秋冬が、11月15日(日)に大阪のライブハウスumeda TRADにて、<GBMAX(ギガマックス)>と題したロック対バンライブと<TBMAX(テラマックス)>と題したワンマンライブの2公演を行なった。本記事では、両公演のオフィシャルレポートをお届けする。
14時の定刻に始まった第1部<GBMAX>では、まずはSEとともに同じく大阪出身でゲストの愛はズボーンが登場。ドラム、ベース、2名のギター&ヴォーカルという4人編成とは思えないほど多彩なサウンドで会場を揺らしていく。
途中のMCで、大阪☆春夏秋冬のファン層と自分たちのファン層が真逆だと言及していたが、彼らのファンキーミュージックは間違いなく大阪☆春夏秋冬ファンの心もとらえただろう。その骨太かつ変幻自在なサウンドによって、会場の温度が一気に数度上昇した気がした。
なお、愛はズボーンは2021年で結成10周年を迎え、1年をかけてアニバーサリーイヤーを突っ走っていく。
続いて15時を回ったところで大阪☆春夏秋冬が登場。2020年、ファンにはお馴染みとなったウグイス色の衣装を来た彼女たちは、いつもどおりのハイテンションで、7月にリリースした最新アルバム『BRAVE SOULS』の収録曲を2曲パフォーマンス。
3曲目からは、事前にSNSで募集した“ファンが聴きたい曲”の上位ベストテンを披露するという趣向へ。ファンにとっては普段滅多に聴けない過去曲に触れる、貴重な機会になっただろう。
定番曲から初期のレア曲まで、新旧10曲を存分にパフォーマンスした後、アンコールでは1票だけ謎の票があったという、本邦初披露の「紅蓮華」のカバーを歌唱。ここでは、ヴォーカルのMAINAが気分よく1コーラス歌ったところでほかのメンバーが静止し、ツッコミしにくるという、彼女たちならではの笑いのシーンがあった。
その後、2018年のデビューアルバム『SSFW』収録の「See you again」で、ライブを熱く締めた。
18時30分から始まった第2部<TBMAX>は、2020年最後のワンマンライブということもあり、大阪☆春夏秋冬の各メンバーもさらに気合が入る。
第1部とは打って変わってメンバーそれぞれの個性を生かした純白の衣装を身に着けた彼女たちは、最新アルバム『BRAVE SOULS』の楽曲を中心に“しゅかしゅんワールド”を展開。
MCでは、彼女たちのYouTubeチャンネルで披露された、吉本芸人のダブルアート・真べぇ、元ヒガシ逢ウサカ・高見との大食い対決の罰ゲームである一発芸(ほぼコント)を再現し、会場を笑いに包む。
また、ヴォーカル・MAINAがその歌唱力をじっくり聴かせるソロ曲パートや、メンバーが各々の卓越したダンススキルを披露するパートなど、緩急自在なステージングを見せた。
途中、この日から発売となった大阪☆春夏秋冬、ファッションブランド『PSYCHOLOGICAL METAMORPHOSIS』、アパレルショップWEGO心斎橋店のトリプルコラボTシャツに着替え、スポーティな装いになった彼女たち。ライブの勢いはさらに加速し、英語曲の「Start Over」では、“なにわのアヴリル・ラヴィーン”と言われるのも納得の面目躍如なパフォーマンスをくり広げた。
アンコールでは、コロナ自粛の直前に主演した舞台<艶姿河内六人娘>の衣装に9ヵ月振りに袖を通し、極彩色の華やかな雰囲気の中、大団円を迎えた。
なお、大阪☆春夏秋冬は、12月5日開催の大阪府主催イベント<OSAKA元気スポーツ>や、自身主催のクリスマスイベント<POWER MUSIC JAM −イブに熱くなろうぜ!−>などに出演する。