NMB48[ライブレポート]<次世代コンサート>で見せた強い決意「これからのNMB48を背負っていくという強い気持ちを持って歌いたい」 NMB48<NMB48 次世代コンサート 〜難波しか勝たん!〜>ライブレポート
Pop'n'Roll 編集部
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NMB48が、10月24日(土)に大坂城ホールで<NMB48 次世代コンサート 〜難波しか勝たん!〜>を開催した。本公演は5期生、ドラフト3期生、6期生、7期生の若手メンバーだけで構成されたもので、新ユニットも続々登場。さまざまな趣向を凝らして魅了した。なお、この模様はニコニコ生放送、LINE LIVE、SHOWROOM、Fansteamでも生配信された。本記事ではその模様をお届けする。
梅山恋和と山本彩加がWセンターの「だってだってだって」で幕を開けた<次世代コンサート>。乃木坂46の「ガールズルール」など、5期生と6期生が一気に4曲をパフォーマンスした。
MCでは7期生をステージに呼び込み、自己紹介をする。山本望叶のファンだという佐月愛果と和田海佑が緊張した面もちで山本とトークをくり広げる場面もあった。
そのあと、7期生で「ピーク」を力強いパフォーマンスともに歌い上げる。続いて6期生が「てっぺんとったんで!」を、ドラフト3期生が「純情U-19」を、5期生が「HA!」を、リレー方式で披露。それぞれ強さのある楽曲だけに、各期が火花を散らすステージとなった。
その様相は、次世代ナンバー1を決めるバトルをくり広げたコントでも顕著に。それぞれ可愛さや強さをアピールするなか、ドラフト3期生の貞野遥香はバレエ、安部若菜は小噺、7期生の真鍋杏樹は新体操、芳野心咲は英語を披露と、得意分野で惹きつける。
その勢いで38人全員による渾身の「マジジョテッペンブルース」へと突入。梅山の“11年目も難波しか勝たん!”、山本望叶の“マジでテッペンとらしてもらいます”の決め台詞で締めた。
事前にメンバーを発表していたユニットでは、8組が趣向を凝らしたステージを展開。小嶋花梨、河野奈々帆、菖蒲まりん、中川美音によるユニット・THE iDOLは「涙の表面張力」をパフォーマンスした。間奏では事前にファン投票したポーズも披露。安部若菜、前田令子、山崎亜美瑠、坂本夏海、小川結夏によるメゾンレートルではそれぞれのメンバーカラーをつけた衣装で「甘噛み姫」を歌唱した。
6期研究性の北村真菜と7期全員のユニットは、お笑い感満載の「なんでやねんアイドル」をフレッシュに。事前に募集したなぞかけも歌いだしに披露した。山本彩加、山本望叶の“W山本”は「わるきー」を思いっきりキュートなパフォーマンスで届け、ファンのハートをつかんだ。
後半は坂道AKBの「国境のない時代」から始まり、ダンスナンバーの「僕以外の誰か」や、「ワロタピーポー」、「北川謙二」といったNMB48のアンセムをたて続けに披露。ステージが進むにつれ自信を帯びてくるメンバーの表情も印象的だ。客席を埋め尽くすペンライトの光が1つになったさまからもわかるように、大阪城ホールという大きな会場をもろともしない盤石な一体感を作り上げた。
本編最後は「高嶺の林檎」。空間をいっぱいに使ったダンスと力強い歌声で、次世代の台頭を高らかに宣言した。
アンコールは「虹の作り方」から。白のTシャツにデニムのショートパンツ、スニーカーとフレッシュな装いで、きらめくような笑顔をふりまいた。
MCでは小嶋が4人のメンバーにコンサートの感想を尋ねる。清水里香は“今日は5期生が1番先輩にあたります。私はいつも同期メンバーについていく感じですが、年齢も正規メンバーでは最年長になるので、先輩だという意識を持って挑みました。先日、あかりん(吉田朱里)さんに「2代目おしゃれ番長は清水里香」だと言ってもらえたので、みんなからもそう言ってもらえるように頑張りたい。どうすれば可愛くなれるか、綺麗になれるか、先頭に立って発信していきたい”と意欲を語った。
河野奈々帆は“今回は<次世代コンサート>で自分のポジションや歌割があって、自分がアイドルをしていると思った。だからこそ、もっともっと上に上がりたいとも思いました。チームNとしても、もっともっと成長できるよう、頑張っていきたいです!”と目を輝かせた。
新澤奈央は時折、涙ぐみながら“<次世代コンサート>ではトークを任せてもらえる場面も多くて。7期生も入ってきたので、自分が前に出て頑張っていかないという自覚も芽生えました。今までは1歩引いていたけど、ゆくゆくは副キャプテンとかになれたらなと思うので、これからも自分らしく頑張っていきます”と新たな目標も明かした。
この<次世代コンサート>のまとめ役を担当した塩月は“NMB48に加入して3年経ちます。今までは若手という立場に甘えていたけど、今回まとめ役をやらせていだいて、ドラフト3期生がもっと前に立ってNMB48を引っ張っていかないといけないと思った。これからもNMB48と次世代メンバーに期待してもらえたら”と力強く語った。
キャプテンの小嶋はそんな塩月を“本当に頼もしかった”と称える。続けて“10年という節目に<次世代コンサート>ができたことを嬉しく思います。「立場が人を変える」と山本彩さんからキャプテンを引き継いだ時に言われました。今日、その時だと思いました。みんなにこれからのNMB48を作っていくとうい自覚をもってもらいたいと思っていたけど、私が思っていた以上にみんな熱くて、みんなで支え合ってここまで来ることができたので、NMB48にさらに自信がつきました!”としっかり前を見つめた。
そして“私たちはもっと高みを目指していきたい。なので、もう一度、次世代のメンバーでライブをさせてください!”と猛烈アピール。“また<次世代コンサート>ができたら、みなさんまた会いに来てくれますか?”と会場に尋ねると、観客も大きな拍手で応えた。
小嶋が“私たちはこれからのNMB48を背負っていくという強い気持ちを持って歌いたい”と添え、メンバー全員で「難波愛」を堂々と歌い上げ、次世代を担う覚悟を見せる。
次に“NMB48はどんなことがあってもずっと前を向いて走っていくグループです。私たち次世代メンバーはこのグループをいっぱい盛り上げていきます!”という山本彩加のあおりで「青春のラップタイム」を全力パフォーマンス。Wアンコールの「てっぺんとったんで!」まで全27曲を走り抜け、確かな存在感をアピールした。
最後はまとめ役の塩月が先頭に立って挨拶。“ありがとうございました!と手を振りながら、名残惜しそうにステージを後にした。