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吉岡里帆、出演映画『泣く子はいねぇが』本予告映像&主題歌解禁!

Pop'n'Roll 編集部

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2020.10.09
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吉岡里帆が出演する映画『泣く子はいねぇが』の本予告映像および主題歌が解禁となった。

佐藤監督初の劇場映画デビュー作として11月20日(金)より全国公開される本作。大人として、そして父親としての自覚も曖昧な主人公たすくを演じるのは仲野太賀だ。

そして、妻ことね役の吉岡里帆、親友の志波役の寛 一 郎に加え、山中 崇、余 貴美子、柳葉敏郎といった実力派俳優が集結。平成生まれの新たな才能・佐藤監督を確かな演技で支え、物語を彩り魅了する。

今回解禁となったのは、たすく演じる仲野太賀渾身の“泣く子はいねぇが!”という熱い叫びに思わず心揺さぶられる予告映像。

子供が生まれてもなお父親の自覚がないたすく(仲野太賀)は、育児に疲れ果てた妻のことね(吉岡里帆)から“なーんにも考えてないでしょ”と突き放され、返す言葉もない。男鹿の伝統行事「ナマハゲ」で大失態を犯し、家族を置いて逃げるように上京したもののそこにも居場所はなく、失ったものを取り戻したい一心で2年ぶりに帰省する。

しかし周囲の目は冷たく、兄・悠馬(山中 崇)には“帰ってきてみただけなんだべ、許してもらえるかもって”と浅はかな気持ちを見透かされる始末。さらに、再会したことねからは“再婚する”と告げられる。それでもことねの力になりたいと食い下がるたすくだが、“じゃあ払える?養育費とか、慰謝料とか”と現実を冷酷に突きつけられるのだった。

大人にも父親にもなりきれない未熟な自分を痛感しながらも、なかなか変わることができないもどかしさ。そんなたすくが絞り出すように呟いた“俺が父親だよ”という決意の言葉。大切なものを失ってしまったたすくが最後に爆発させた思いとは……。予告映像とともに本編公開を楽しみにしていただきたい。

場面写真

また、主題歌には音楽界の新進気鋭、折坂悠太が本作のために書き下ろした「春」が決定した。

折笠が本作へ起用されたきっかけは、撮影中に、主演の仲野から折坂の楽曲が本作の世界観にぴったりだという提案があったことから。曲を聞いたプロデューサーや監督は折坂の作品に強く惹かれ、主題歌だけでなく劇伴も依頼。交渉の末、今回初めて折坂が映画主題歌、そして、劇中に流れる楽曲全般も手がけることとなった。

折坂悠太コメント:
どうだろう。男鹿の土の中で眠る種や幼虫は、芽吹き、這い出す自らの行く末を考えるか。 ただ今を、今だと思い、うごめき、もだえているのではないだろうか。
この映画は土の中を映す。芽吹く希望を今は知らない、あいつと私。それを映す。
エンドロールの先に来る季節を想いながら、音を添えさせてもらいました。是非ご覧ください。

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