内田理央、原田泰造の相棒役・女刑事に! 『はぐれ刑事三世』出演決定「華子にも“はぐれ感”があると思っています(笑)」

内田理央、原田泰造の相棒役・女刑事に! 『はぐれ刑事三世』出演決定「華子にも“はぐれ感”があると思っています(笑)」

Pop'n'Roll 編集部

Pop'n'Roll 編集部

2020.10.06
  • ポスト
  • シェア
  • ブックマーク

内田理央が、ドラマ『はぐれ刑事』の令和復活版『はぐれ刑事三世』にてヒロインを務める。

本作は、重度の方向音痴と、伝説の刑事・安浦吉之助に名前が似ていることから“はぐれ刑事三世”のあだ名をつけられた捜査一課・刑事、浦安吉之(原田泰造)が主人公のドラマ。内田は浦安吉之とコンビを組む相棒役の女性刑事・仁城華子を演じる。

仁城は正義に対して強いこだわりを持ち、捜査のためなら政治家である父親の名を躊躇なく使う“捜査ファースト”の刑事。一方では浦安に負けず劣らず方向音痴で、どこか愛きょうのある女性である。

大人気シリーズの令和版のヒロインという重要な役を演じる内田理央は、『おっさんずラブ』での好演が評判を呼び、第22回日刊スポーツ・ドラマグランプリで助演女優賞を受賞。直近では連続ドラマ『向かいのバズる家族』、『来世ではちゃんとします』に主演し、2020年8月には主演舞台が上演されるなど、今最も旬な女優の1人だ。

浦安と華子の勝手な捜査の尻拭いで、年中胃薬が欠かせない警視庁捜査一課河辺班の班長・河辺一成を演じるのは立川談春。最もチケットが取れない人気落語家の1人でありながら、近年は俳優として『ルーズヴェルト・ゲーム』や『下町ロケット』で重厚な演技を披露してきた。

河辺は部下に振り回されているようで、締めるべきところはしっかりと手綱を締める男。部下とも確かな信頼関係を築き、班員一丸となって難事件に立ち向かっていく。立川の存在感が、ドラマに一層の深みと味わいを加える。

また、本ドラマには内田や立川以外にも、実力派キャストが集結し、さまざまな登場人物を演じる。事件関係者として、美しすぎるIT社長に紺野まひる、総合商社社長に佐戸井けん太、その秘書に逢沢りな、同社取締役で創業者一族の御曹司に忍成修吾、殺人事件の第一発見者に藤井美菜が、それぞれ決定。

さらに、中堅刑事・真島志乃を演じるのは、金曜ナイトドラマ『家政夫のミタゾノ』の家政婦役でおなじみのしゅはまはるみ、占い師の言うことをすぐに信用する浦安の妻には真飛聖となる。

『はぐれ刑事三世』より
『はぐれ刑事三世』より
『はぐれ刑事三世』より

コメント

内田理央(仁城華子 役):
“はぐれ刑事三世”ことやっさん(浦安吉之)は、とてもチャーミングです。人情を大切に捜査する一方、方向音痴だから“はぐれ刑事”というコミカルな部分も加わっているので、ドラマを楽しんでご覧いただけると思います。

刑事ドラマの撮影はどうしても緊張するところがありますが、(原田)泰造さんが穏やかで優しい方なので、現場は笑顔が絶えませんでした。やっさんと華子のコンビ感をできるだけ早く出したいと思い、泰造さんと撮影前にしっかりと相談しました。実際、2人とも方向音痴ということがわかる場面を撮影した時、自然とやっさんに華子がどんな風に話をしているのかを演じられて、最初からコンビネーションはバッチリでした!
 
華子はクールで、見た目も派手です。政治の世界を子どもの頃から見てきたので、感情に流されないところもあります。でも根は真面目で、政治家の娘ですからお嬢様だと思うのですが、自分から積極的に動き、やっさんへも遠慮なくツッコミを入れます。それでいて、自分も方向音痴というところが、華子にも“はぐれ感”があると思っています(笑)。

河辺班のやりとりも何とも不思議な味わいがあり、私は“シュールで面白いな”と感じています(笑)。『はぐれ刑事』ファンのみなさんはもちろんのこと、“『はぐれ刑事』は再放送で観た”という私と同世代の方や、さらに若いみなさんまで、幅広い方々に楽しんでいただけると思います!

立川談春(河辺一成 役):
幸せに向かって一直線に向かうヤツのことを昭和の時代には“要領がいい”と言ったと思います。令和の時代は回り道をせず、最短距離で行くヤツを“頭がいい”と言うようになりました。でも一直線に行くのがいいことなのか? そもそも幸せは一直線で行けるものなのか? “はぐれる”とは、そのアンチテーゼだと僕は思います。はぐれること、すなわち回り道をすることを美化するつもりはありませんが、回り道に価値がない、無能だから回り道をしている、そんなことではないんですよ。なぜ令和の今、『はぐれ刑事』を作るのか、そんなところに多少の意味があるのでしょうし、作り手の“使命”を受け止めつつ、河辺を演じています。

以前、捜査一課の課長という方にお会いしたことがあります。もう、目つきが“堅気”じゃない。河辺を演じる上で、立場が立場だけに、事件のことをある程度、見えているものがあるでしょう。それをどこまで表現すればいいのか、さじ加減が難しかったです。とはいえ、河辺が登場する場面は楽しいやりとりが多いので、プっと吹いてもらえたら幸いです。

今回は1作目なので、まずは作品の世界感を味わってください。パート2、パート3になると、滂沱の涙が出るようなドラマになりますので(笑)、温かく見守っていただきたいです。

次ページ