©吉野朔実・小学館 / 2020「記憶の技法」製作委員会

石井杏奈、映画『記憶の技法』主演に決定!記憶喪失癖に悩む女子高校生を演じる

Pop'n'Roll 編集部

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2020.10.02
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石井杏奈が主演を務める映画『記憶の技法』が、11月27日(金)にヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開される。

東京に住むごく普通の女子高校生、鹿角華蓮(石井杏奈)は、幼少期の記憶の断片が不意に脳裏をよぎり、しばしば意識が飛んでしまう奇妙な記憶喪失癖に悩んでいた。

そんなある日、韓国への修学旅行のためにパスポート申請用の戸籍抄本を手にした華蓮は、自分に“由”という姉がいたことを知る。しかも由は4歳の時に死亡し、華蓮は“松本”という家から今の両親に引き取られた事実が判明。

本当の親はどこにいるのか。なぜ、自分は養子として出されたのか。そのすべてを知りたい華蓮は嘘をついて修学旅行をキャンセルし、出生地の福岡へ旅立つ。

そのルーツ探しに協力してくれた青い瞳を持つ同級生、穂刈怜(栗原吾郎)とともに現地調査を行なう華蓮は、失われた記憶のピースをたぐり寄せながら、想像を絶する真実に迫っていく――。

吉野朔実ワールドの映画化に挑んだのは、先頃『スパイの妻』でヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)を受賞した巨匠・黒沢清の愛弟子、池田千尋監督。

また偶然の成り行きで華蓮の旅のパートナーとなり、自らも心に葛藤を抱える青い目を持つ孤独な少年、怜を演じるのは、本作が惜しくも引退作品となった栗原吾郎となる。

そのほか、記憶をめぐるミステリーのキーパーソンと言うべき金魚屋の青年役を柄本時生、華蓮を深く愛しながらも重大な秘密を隠し持つ両親役を小市慢太郎、戸田菜穂と実力派キャストが脇を固める。

そして『凶悪』、『ひとよ』の白石和彌監督とのコラボレーションで知られ、近作では河瀨直美監督の最新作『朝が来る』の脚本も共同で手がけた髙橋泉が脚本を担当。池田監督とは、前作『スタートアップ・ガールズ』に続く2度目のタッグとなった。

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