<映画『鬼ガール!!』完成披露特別試写会(読売新聞大阪本社主催)>河内長野市立文化会館(ラブリーホール)小ホール(2020年9月17日)

井頭愛海[イベントレポート]映画『鬼ガール!!』公開までの胸中を語る“自分たちが想いを込めて作ったものが、みなさまにも伝わればいいな”

Pop'n'Roll 編集部

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2020.09.18
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10月9日(金)での大阪先行公開を皮切りに、全国でも順次公開される映画『鬼ガール!!』。初めて一般お披露目となった完成披露特別試写会が、9月17日(木)に作品の舞台である奥河内地域にて実施され、上映前の舞台挨拶に主演の井頭愛海と瀧川元気監督が登壇した。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。

舞台挨拶が始まると井頭愛海と瀧川元気監督の2人は揃ってマスク姿で登場。トークもソーシャルディスタンスを保っての進行となった。

キュートで華やかな衣装で登場した井頭と打って変わって、瀧川監督は鬼の“ツノ”を頭につけた“鬼コスプレ”姿で登場して会場の笑いを誘う。その後、地元が奥河内の井頭と、出身地が奥河内である瀧川監督によるトークがくり広げられた。

最初に、1年前の撮影から始まったこのプロジェクトについて振り返った2人。本作で初メガホンを取った瀧川監督は、出身地である奥河内の魅力を届けたい、という熱い想いから自らプロジェクトを始動。しかし撮影後は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、一時は予定どおり公開を迎えられるかも危ぶまれた時期があったという。クランクインの時期に、“劇場公開されるまでの1年間、どんな紆余曲折があるのだろうか”と井頭とも話していたことをしみじみと振り返った。

井頭は、温めてきた作品がようやく公開されることについて、“自分たちが想いを込めて作ったものが、映画を観るみなさまにも伝わればいいな”と感慨深く語った。

また、完成披露特別試写会の会場のラブリーホールについては、幼い頃から習い事の発表会などで使っていた馴染み深い場所なので、自身の初主演映画の試写会の登壇者として立っていることが不思議な感覚だと明かした。

<映画『鬼ガール!!』完成披露特別試写会(読売新聞大阪本社主催)>河内長野市立文化会館(ラブリーホール)小ホール(2020年9月17日)

続いて、撮影中に苦労したことや印象深いエピソードの話題に。井頭は、劇中で出てくる大量の雨を降らすシーンが大変だったと振り返る。監督も限られた水の量と撮影スケジュールの中で、1発OKを出すことに必死になるあまり、“鬼監督”になっていたと、井頭に暴露されていた。

井頭からこだわりのシーンを聞かれた瀧川監督は、本作の後半に登場する劇中劇で、見どころでもある“連鎖劇”のシーンを挙げた。連鎖劇とは、スクリーンに映し出される映像と舞台と生演奏が交互に組み合わさって構成される演劇の種類の1つ。ラストの約20分にわたる渾身の連鎖劇のシーンを“和製・ボヘミアンラプソディ”と称し、“スタッフ、キャスト、参加した奥河内のエキストラ全員が一丸となって作り上げたシーンなので、ぜひ注目していただきたい”と会場に向けて熱い想いを語った。

<映画『鬼ガール!!』完成披露特別試写会(読売新聞大阪本社主催)>河内長野市立文化会館(ラブリーホール)小ホール(2020年9月17日)

大阪ならではのコメディ要素も外さない本作。監督から笑ってほしいシーンを聞かれた井頭は困りながらも、劇中であらゆるパターンで、ヒロインのセリフをコミカルに演じるシーンを挙げた。

最後には、“ようやく、この作品をお届けできることが嬉しいです。奥河内の方々にとって馴染みのある場所はもちろん、みなさんも知らない素敵な場所もたくさん映像に収められているので、ストーリーとその美しい景色を一緒に楽しんでほしいと思います”と、作品を心待ちにしている地元の人々にメッセージを送った。

また、自身もTikTokやYouTubeなどのSNSを積極的に活用している監督は、“SNSなどを中心に口コミをどんどん広げてほしい”と観客に呼びかけた。

場面写真

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