とき宣、<どきどき♡クリスマスパーティー>開催。ファンに清々しくも熱いパフォーマンスをプレゼント!
Pop'n'Roll 編集部
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取材・文:斉藤貴志
ときめき♡宣伝部が、12月24日(月・祝)に舞浜アンフィシアターにて、<どきどき♡クリスマスパーティーvol.4>を開催した。
ときめき♡宣伝部が毎年開催している<どきどき♡クリスマスパーティー>。今回は、これまでで最大規模の会場となる舞浜アンフィシアターに宣伝部員=ファンが集まった。
「お腹いっぱいになれる!ときめき6つ星レストラン」と銘打ち、奥に2つのダイニングテーブルが据えられたステージに、床からせり上がるリフターで6人のメンバーがギンガムチェックの新衣装で登場。坂井仁香が“私たちのクリスマスパーティにようこそ!”と煽って、今年夏に初披露した「GAMUSHARA」からスタート。さらに「青春アンセム」「ビッグ☆バン」と立て続けに歌い、エネルギッシュに躍動する。「ぴょんぴょん」のサビでは、飛び跳ねながら盛り上げた。
“会場が大きすぎてビックリした!”などと話しながら、意気込みを交えて自己紹介。今年10月に加入して初の<ときクリ>となる杏ジュリアは、“練習の成果をお見せできるように頑張っていきます”と初々しい。小泉遥香が“無敵なメニューを持ってきてますので、一緒に最高の思い出を作っていきましょう!!”と呼び掛けると、「DEADHEAT」に「TRAP」とスリリングなナンバーをたたみ込む。「プリンセスプリンセスプリンセス」からは客席に降りて歌い、“君のハートを狙い撃ち”と彼女たちのキメ台詞と重なる「土っキュン♡!!少女」では、至近距離から“ドッキュン! ドッキュン!”とロックオンして、観客を喜ばせた。
続いてスターダストプラネットのお姉さんグループのカバーコーナーとなり、ももいろクローバーZの「コノウタ」と私立恵比寿中学の「ハイタテキ!」を、とき宣らしくハツラツとした味付けで披露。そして“追加スペシャルメニュー”として、最初の<ときクリ>で歌って以来の「毎日がクリスマス」でイブ気分を会場中に広げた。エビ中好きの藤本ばんびは“「惚れたっ!」って中山(莉子)さんの素晴らしいパートを歌わせていただいて……”と、カバーに感慨深げだった。
スクリーンに坂井、小泉、藤本、杏がレストラン店員に扮したコント映像が流れ、毎年12月24日にしか現れない幻の食材・ときめきチキンがない!となったのを受けて、黄色いニワトリの着ぐるみ姿の吉川ひよりが客席2階に“ここだよ!”と現れる。ウェイトレス風の衣装の5人が彼女を追い掛けて、にぎやかな「ぐーすかP」へ。そのまま客席で、捕らえた吉川が辻野かなみを美食評論家に仕立ててご馳走にありつこうとしたのがバレる……という小芝居を挟み、「サンタさんが‥‥やってこない!」になだれ込むと、ノリノリなクリスマスムードがさらに高まった。
歌いながらステージに戻り、公募していたハート型の顔をしたときめき♡宣伝部の新キャラクターの名前を発表。小泉が「パブりん!」と告げると会場がどよめき、メンバーたちは“可愛いよね”などと話していた。パブリシティ=宣伝をもじった命名とのこと。
ライブは後半に入り、今年のソロ曲争奪グランプリ(万歩計を付けたライブでの競技対決)で優勝した坂井が、「誰よりいちばん」を同事務所所属のDAN⇄JYOの女子ダンサー4人をバックに、可愛らしくも軽快にパフォーマンス。再び全員で“可愛い曲をたくさんやっちゃっていいですか?”と、とき宣初のドラマ主題歌となった「ドンフィクション」に「トウメイ恋心(ハート)」と続けた。
興奮冷めやらぬ中、小泉が“今日は私たちも最高に楽しかったです。ただ、この舞浜アンフィシアターを完全満員で埋めることができませんでした”と話し出す。“来年は絶対に2,000人以上のキャパを埋められるように決意したいと思います!”と力を込めると、ほかのメンバーも“目標は叶えるためにあるもの”(辻野)、“この6人で最強のステージを作れるように”(坂井)などと口にした。そして、来年の<ときクリ>をキャパ2,200人の中野サンプラザで開催と発表すると、会場から大きな拍手が起きた。
気持ちに勢いをつけて、ラストスパートは「大事マン☆フレンズ」から「ガンバ!!」とジュブナイルな曲に力強さをみなぎらせていく。“これが青春です”と歌う「SWEET SWEET DAYS」では6人の熱気がさらに高まり、締めの「むてきのうた」はこぶしを天に突き上げて夢へ走り続ける想いを歌い、最高潮にエモーショナルなフィナーレとなった。
アンコールではまず、ステージ後方のカーテンが上がり、この一夜限りの巨大なクリスマスツリー「ときツリ」が姿を現した。宣伝部員がオーナメントやメッセージカードも飾ったもので、「すきっ!」を客席で歌ったあと“完成しました!!”と紹介された。
ここで来年4月発売のシングルの特典映像用のVR撮影を行うということで、ステージ中央に360度映るカメラが設置される。6人がその周りを輪になって囲んで「ドンフィクション」を歌い、ペンライトが振られた会場の盛り上がりとともに収めた。
“2018年ももう終わりだね”と締めのトークに入ったところで、スクリーンに「春のライブハウスツアー決定!!」とサプライズ発表される。6人は“やったー!”“仙台で牛タンが食べられる!”などと喜びつつ、「初恋サイクリング」で“巨大なトレインを作っちゃいませんか?”と呼び掛けると、サビで座席の列ごとにトレインができた。「100%オレンジ」では、会場中が温かいオレンジのサイリウムに染まる中、“同じ笑顔のまま ここでまた会おうね”との歌声が響き渡った。
とき宣ライブ史上最多の25曲目となるオーラスは、この日2度目の「GAMUSHARA」。腕を回し、こぶしを振って、最後まで全力パフォーマンス。平成最後のクリスマスイブに、6人の少女が清々しくも熱いステージをプレゼントしてくれたことを、観客たちは一生忘れないだろう。
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