小野莉奈、「自然なお芝居をするように心がけた」主演映画『テロルンとルンルン』舞台挨拶にて
Pop'n'Roll 編集部
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映画『テロルンとルンルン』の舞台挨拶が、8月21日(金)にアップリンク吉祥寺にて実施された。
<中之島映画祭>グランプリ、<横濱インディペンデント・フィルム・フェスティバル>中編部門最優秀賞&cinefil賞ほか、国内外40以上の映画祭を席巻してきた同作。
8月21日(金)にアップリンク吉祥寺にて公開を迎え、上映後に主演の岡山天音、小野莉奈が登壇、宮川博至監督もリモートにて登場し、舞台挨拶を行なった。
父親が自分のために作った花火で事故死したことから自宅に閉じこもるようになった岡山演じる類と、聴覚障害のため学校や家族から孤立している小野演じる瑠海がある日出会い、窓越しで交流を深めていく中で成長する姿を描く同作。
岡山と小野は、拍手の中、満員の劇場に登場。最初にシナリオを読んだ印象について、岡山は“ストレートに美しい台本でほれぼれしました”と語る。また、“自宅に閉じこもっている類には、外界から受け取った情報がどう五感に響くのか考えながら演じました。五感を意識して演じるのはあまりない経験で、印象深かったです”と振り返った。
一方、“あまり表情を作らないで、自然なお芝居をするように心がけた”という小野。“(演じた)瑠海は人前でそんなに飾る子ではないので、現場で感じた気持ちをそのままに表現するのがよいと思いました”と明かした。
また、“オフの日は美味しいものを食べたり、スタッフのみなさんとおしゃべりしたり。(撮影現場の)広島を満喫しました”と笑顔を見せた。
宮川博至監督は2人の印象について、“岡山くんは魅力だらけ。テストの演技からカットをかけるのを忘れるくらい見入ってしまいました。小野さんは芝居の爆発力が本当にすごい。でもカメラが止まっている時は寝ているか食べているかで、そのギャップが魅力だと思います”と語ると、場内からは笑いが起こった。
最後には、“みなさんもそうだと思いますが、自粛期間中は他人と会わずに1人ぼっちで過ごしていました。そういったタイミングでの公開となります。この作品が、他人が自分の人生にどんな価値をもたらしていてくれたのか、考えるきっかけになればと思います”(岡山)、“この舞台挨拶をずっと楽しみにしていました。作品がたくさんの方に広まることを願っています”(小野)と、それぞれ観客にメッセージを送った。
『テロルンとルンルン』は全国順次公開中。