あゆみくりかまき［ライブレポート］画面の向こうに多彩な音楽と熱い想いを放ったライブアクトの矜持＜GIG TAKAHASHI tour 2020 ツアーファイナル＞ あゆみくりかまき＜H.I.P. presents GIG TAKAHASHI tour 2020 〜ツアーファイナル 配信ライブ〜＞レポート
Pop'n'Roll 編集部
Pop'n'Roll 編集部
-
ポスト
-
シェア
-
ブックマーク
＜GIG TAKAHASHI tour 2020 ツアーファイナル＞配信ライブが、2020年8月6日（木）に開催された。去年に続き、今年も行なわれた＜GIG TAKAHASHI tour 2020＞であったが、新型コロナウイルス感染拡大によって仙台公演、東京公演が中止となり、今回、無観客生配信という形でツアーファイナル公演を実施。大阪☆春夏秋冬、あゆみくりかまき、まなみのりさ、Task have Fun、九州女子翼、predia、PINK CRES.、アメフラっシ、はっちゃけ隊、CROWN POP、B.O.L.T、アップアップガールズ（仮）、AKAGIDAN、そしてオープニングアクトとしてAwww!が出演。また各所のツアーを盛り上げたMCのモリモリ（モリナオフミ／森詩織）も登場し、5時間を超える対バン配信ライブとなった。出演したグループのほとんどが主催のH.I.P.高橋文彦氏と深い関わりがあるため、和やかな雰囲気がありながらも、それぞれが自分たちの持ち味を存分に活かしたライブをくり広げたこの日のイベント。本記事では、そんな＜GIG TAKAHASHI tour 2020 ツアーファイナル＞配信ライブからあゆみくりかまきのライブレポートをお届けする。
取材＆文：竹内伸一
あゆみくりかまき＜H.I.P. presents GIG TAKAHASHI tour 2020 〜ツアーファイナル 配信ライブ〜＞
ステージにDJセットと3つのお立ち台が用意されると、SEが流れ出し、まずはくりかが登場。中央のお立ち台に上がり、あゆみくりかまきのテーマ“HAPPY ROCK”と書かれた大旗を振り回すと、あゆみ、まきも姿を現し、「ビリーでGO！」へと突入。高速パンクナンバーで、ステージ上を暴れ回り、一気にテンションを上げていった。
一転、まきの“夏にぴったり”という紹介から、メロウなサマーチューン「アイノウタ」をキュートに歌い、さらには“心を込めて歌います”と前置きした「夢の続き」ではストレートに熱唱。前半は、彼女たちの幅広い音楽性を見せつけるセットリストとなった。
激しいヘッドバンギングを決めた「KILLLA TUNE」からの後半戦は、再び一気に加速。「ジェットクマスター」では、スイカのビーチボールを取り出し、まきとあゆみがセンターのお立ち台で、スイカ割りのようなパフォーマンスも披露。ビーチボールはフロアに転がっていき、どうやら失敗だったようだが、それすら楽しむ3人の笑顔が印象的だった。
まきが“タオルを持って画面の前に大集合して”と呼びかけてラストの「Grateful」へ。このシーンが象徴的だったが、“おうちでヘドバンやって！”“私たちはあなたに歌ってる！”など、3人はカメラ越しに何度もファンに声をかけていた。ファンがいるからこそライブなのだ……そんな彼女たちの熱い想いがあふれたステージだった。