わーすた[インタビュー後編]わーすたなりの夏の楽しみ方5選「いい思い出すぎて涙が出てきます(笑)」 わーすた「サンデー!サンシャイン!」リリースインタビュー(後編)
鶴岡 舞
Pop'n'Roll Editor(編集者)
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わーすたの新シングル「サンデー!サンシャイン!」リリースインタビューの後編では、コミカルな掛け合いが印象的な「べちょべちょパンケーキ? feat. そこの君。a.k.a. ヲタ」と、持ち前の歌唱力の高さで四季を繊細に表現した「四季ドロップス」というわーすたの幅広い音楽性を象徴する2つのカップリング曲の魅力について話を聞いた。さらに、シングル表題曲の夏ソングにちなんで、“夏といえば〇〇”をテーマにピックアップ。和気藹々と語り合ったトークから、5人のキャラクターが表れた夏の思い出話が明らかに!
撮影:忠地七緒
編集協力:竹内伸一
学生さんや恋をしている人にすごく刺さる曲(小玉梨々華)
曲をもらって、すごく心配になりました(三品瑠香)
――カップリングの2曲は音楽的に幅広いというか両極端な楽曲になりましたね。
三品:
はい、とてつもなく(笑)。
松田:
かけ離れてます(笑)。
――「べちょべちょパンケーキ? feat.そこの君。a.k.a.ヲタ」は小玉さん、松田さん、坂元さんがメインで歌っているんですよね。歌というよりは“セリフ”という感じで、声優のような感覚なのかなと思ったんですけど、レコーディングはどんな感じでした?
松田:
3人のかけ合いなので、みんなで同じブースに入って向かい合ってやりました。普段会話しているような感じがちょっとでも出ればいいなと思って。自然っぽくやったつもりです。サビの場所は決まっているので、セリフもサビまでに収めなくちゃいけなくて、そこはちょっと苦戦しました。私はわりと早口なので、噛まないようにするのと、(時間内に収める)秒数の間隔は難しかったです。
――では、何回か録り直した?
松田:
はい、めっちゃ録りました(笑)。
――主人公は小玉さんですよね?
小玉:
はい、私が2人に相談するっていうお話です。
――実際この歌詞にあるみたいに、SNSの反応は気になりますか?
小玉:
気になり……ますね(笑)。私自身は、歌詞みたいに“「いいね!」がこの人から来ない”みたいなことはないですけど、実際に友達が、“彼氏があの子に「いいね!」して”みたいなことを言っているのを聞いたことがあるので、“あ、若い子ってこういう風に思うんだな”って思いました。インスタの「いいね!」だけじゃなくて、パンケーキやタピオカに行こうっていうのは、今の若い子というか、学生さんや恋をしている人にすごく刺さる曲じゃないかと思います。
――しかも女の子目線だけじゃなくて、男の子目線も入っていますよね。
松田:
そこはファンの方に歌ってほしいです。
――もう1曲の「四季ドロップス」は、全員で歌っていて、メインボーカルが三品さんと廣川さん。「グレープフルーツムーン」に近しい、壮大な曲ですよね。曲をもらった時にどう思いましたか?
三品:
曲を作っていただいた草野華余子さんの曲がすごく好きなんです。特にバラードが好きで。でも、むちゃくちゃ難しいイメージがあって。だから曲をもらって、すごく心配になりました。しっかり練習してレコーディングに臨みましたね。曲の雰囲気から、“風の匂いが春を纏って”という(歌詞の)1行目がすごく大事だなと思ったので、その空気感をすごく意識して、ディレクターさんと歌い方を細かく相談して作りました。春をイメージさせられるように、曲の繊細さというか、曲の世界にぐっと引き込まれるような歌い方ができたらいいなと思いながら、自分もイメージを作りながら歌いました。
――廣川さんがレコーディングの時に心がけたことはありますか?
廣川:
瑠香が入りの感じをすごくエモーショナルな、語りかけてくるようないい雰囲気で歌ってくれたので、私はそこにちょっと潤いじゃないですけど、よりメロディに乗せていく感じで歌えたかなって思っています。“四季”というタイトルですけど、私がイメージしたのは3月……人との出会いと別れが1番多くある季節を思い浮かべながら歌いました。歌詞はどの人にも寄り添ってくれるような内容になっていると思うので、いろいろな方に届くといいなと思います。
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